アルモデルの凸ジーゼルロコ

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2011/10/12 〜

知らなかった。棚を整理していたら
こんな物が出てきました。

数年前に「きりん」さんで、買って忘れていたのです。
きりんさんにはあまり行かないのですが、行くと話が長くて、コーヒーも奢ってくれたりして、なんやかんやで時間がたつのも忘れて、家に帰った頃には買った物も忘れて、という次第です。
では製作開始。
アルモデルの製品は良くできていて、組み立てに半田付けは要らないのですが、やっぱり半田付けしよう。

見る見る組み上がってきました。

正確にできているので、組易い。
がんばってここまで出来ました。
ちょっと、アクセントにボンネットの上に手すりを付ける事にしました。

ポンチで印を入れて。
0.5mmの穴を開けました。

と言う事ですが、

最後の穴で、、

ドリルを折ってしまいました。

手前が折れたドリル。

ドリスの先は穴の中に残っています。
これを取らなければ、手すりを入れられない。

くそー!!
最後に失敗が来るなんて。

柔らかい材料にドリルの刃がくっついたようです。
仕方が無いから、裏に大きな穴を開けて、ドリルの先端を押し出す事にしましたが、

これがまた、うっかり穴を深くすると表まで行ってしまいそうだし。

と言いつつ、どんどん穴を大きくしないと、ドリスの先端を押し出せない。

この状態で、鉄の棒でたたいたけれど、ドリルは全然出てきません。

考えたら、ドリルなので刃が捻じれて入っているので単に裏からたたいただけでは出て来ないのです。

これは困った!!
どうしよう??

としばし中断。
作業再開
裏の穴を細いドライバーで掘って、ちらっと見えたドリルの刃を裏から鉄の棒でたたいて、を何度も繰り返して、何とか取れました。

少し穴は広がってしまいましたが、手すりを付けることができました。

ほっ

sinarsinarさんが塩酸で溶かして取る方法を教えて下さいました、今回は使いませんでしたから、次回からはその方法で、、
いや、いやドリスの刃を折らないことが先でしょう。

sinarsinarさんありがとうございました。
ヘッドライトはスパイクモデルの物を使います・これが結構良い値段なのですが、2個はりこみました。

ヘッドライトステーを切り取って穴を開けて。

これがまた、ヘボな穴開けで位置もさることながら、ドリルが貫通した時に一気に突き抜けてドリルのチャックで屋根を凹ましてしまいました。(奥側)

やすりで屋根を整形します。
ヘッドライト、こういう不安定なものの半田付けは難しくて、前後のヘッドライトで傾きが異なってついています。

ここらが、というより全部、工作の腕が今一なのです。

おっと、ドアに手すりも付けました。そちらも見てね。
下回りを組み立てて。
軸受けと砂箱を接着しました。
そして、手持ちのエアータンクなど付けて、意味はありません、補重のつもりです。

そして、ランボードに網目板を貼っておしゃれ?にしました。


さあ、後はパワートラックを買いに行こうか、それともちょっと凝った伝導機構にしようか。
パワートラックは便利なのですが、ギヤ比が高速すぎてあまり好きではありません。

実はアルモデルのキットを買う時にフクシマのギヤセットも買ってあったのです。
これを使うか、簡単にパワートラックにするか迷ったのですが、これを使う事に。
ギヤ比14:1、これでは足りないので2段減速にします。

と言う事で、台枠を作ります。

真鍮板の厚いものが無かったので洋白板の1.5mmです。
こういうものを0.5mm真鍮板から切り出して
ネジで仮止めして、半田付けします。
一応組み上がりました。
こんどは車輪押さえ板を付けなければなりませんが、ひょっとして、ギヤシステムに動力軸があるの簡単にはつけられません。

一工夫要りそうです。
車輪押さえ板を取り付けステーは真ん中に溝を作って台枠に半田付けしました。

その後で、溝を切り取って貫通させて、動力軸が通れるようにしました。
完成した車輪の押え板取り付け用のステーです。
ギヤシステムの軸を通すために左右に分け、ネジ穴も両側にあります。
車体内側です。
車内にモーターを入れるために、ボディーのボンネット側をドレメルで削り取りました。

モーターがギリギリのサイズなので、この写真よりまだまだ削り取りました。
ギヤシステムが付くので、指定のケーディー#5(下)では長くて連結器とギヤが当たります。

ショットカプラーを使う事にして、カプラー取り付け穴を開け直しました。
床板もギヤが当たる部分を削りました。
上の写真と比べてください。
モーター取り付け金具をつけて、一応台車が完成。
0.1mmのリン青銅板から、集電シューを作ります。
集電シューはプリント基板の小片を利用して台車に取り付け。

絶縁側はもちろん、非絶縁側にも取り付けます。

これはサスペンションも兼ねているからです。
これは黒く塗った後ですが、絶縁側の台枠にはシューが台枠に擦れた時の事を考えて、薄い写真フィルム張って絶縁しました。

台枠の内側には、鉛板を貼っています。

これは、車輪とギヤボックスが横に動かないようにするためと、補重、さらに消音にも効果があると思ってです。

モーターを付けてギヤを付けると、

な、な、な  なんと、ギヤが咬まない。

これ以上モーターは下げられないし。

困ったこんだ。
ジャンク箱を探しまわって、少し大きめのギヤに変えました。

これでOK

ギヤ比はスパーが2:1
ウオームが 14:1
合計 28:1 です。


簡単に書きましたが上のギヤを止める真鍮のパーツは旋盤から削りだしたり、他にもいたるところで手間がかかっているんですよ。

フランジ集電がよく見えます。
ギヤが少し大きくなった分、車体側もボンネットに大きな穴を開けました。

これはボンネットのカバーで隠れます。

そうだ、台車の後ろは真ん中でギヤボックスに当たるようなステーを付けて、3点支点にしています。
テスト走行。

スローはかなり理想です。じわっと走ってじわっと止まります。

最高速度は遅いけれど、多分70kmは出ます。
ところが、喧しいのです。
めちゃくちゃ喧しい。

手で持ち上げて回すととても静かなので、スパーギヤのギヤがカチカチ当たる振動が線路に届いて、響いているようです。

これは問題だ。
こういうギヤ装置ではいつもそうですが、音が問題です。 初めにウオームで回転を落として後からスパーで連動すべきです。
手持ち部品を探すと、エンドウのトラクションモーターが出てきました。 軸距離も26mmでバッチリです。

これを走らせると音の静かな事、滑るように走ります。
ただし、高速すぎてスローは効かない。多分200kmは出ます。ギヤ比不明。

これなら、簡単に取り付けられるんですが、今までの苦労はなんだったのだろうかと思っているのです。

結局、スローの素晴らしさを取るか、静かさを取るかで迷っています。

ヘッドライト用のLED
モデルシーダー製

やはり配線を切らないとヘッドライトのケースに入りません。

そこで配線を切ることにしました。
配線の切り継ぎのためにプリント基板を使用。
右上は基板をモーター台につけるためのブラケットです。
これは、Nさんの作品。

HNモジュールの運転会で逢うので、色がかぶらないようにと写真を見ると。

あ、入り口ドアの下にステップがある。

それに運転士も乗っているようです。

ちなみに、後ろの客車は私の作品です。

こりゃ、あかん、とステップを作りました。
ステップは1mm幅の帯板で作り、床板に切り込みを入れて、差し込んで半田付け後、上を切り取りました。

ちょっとゆがんでいます。
きっちり作ったつもりなのに。

これだけでも、難しいものです。
実にいい加減なものですが、一応運転台を作りました。
色を塗りました。
オレンジです。

これは黒部峡谷鉄道を意識した色です。

別に関係が無いのですが、何となく気に入ったので。
前にも見せたヘッドライト用に作った基板。
ライト(LED)が明るすぎるので、1kΩの抵抗を足しました。
メーカー(モデルシーダー)さん、使おうが使わまいが、これぐらいつけておいてほしい。

LEDをヘッドライトケースに入れて、基板まで配線しました。

基板はモーターの横につけようと思っていたのですが、配線の関係で屋根裏につけました。

一見綺麗に収まったのですが、、、

実は運転士の頭が当たってしまって、頭をニッパーで切ると言う大手術を行う事になりました。
点灯テストOK。

こうやってみると良いのですが、実はヘッドライトのレンズがありません。

ヘッドライトケースはスパイクモデルのロストワックスで、1個450円で、2個で900円。

アルモデルのキットが数千円だったので、ヘッドライトケースは車体の何分の一かの値段になりました。

そのヘッドライトケースにレンズが付いていません。 透明プラスティックを丸く切るのは難しいのでそのままになっています。

メーカーさんレンズぐらいつけておいてください。

*LEDには後日クリアーオレンジを塗って、電球色らしくなるようにしました。
こ、これは、、

ナンバープレートを瞬間接着剤でつけて、ゆがんだのでねじったら、こんな塗料ごと剥がれてしまいました。

ゆうえんさんが書いているように、ゴム系の接着剤を使って丁寧にやるべきだと思いつつ、えいやっ! と瞬間を使ったのが命取り。

あーーー
 
後ろのボケているのが剥がしたナンバープレート。
ヘッドライトのレンズを作ります。
アクリル板を切りだして、工作用に持ち手を付けてやすりで削って作りました。
恰好は良くないけれど一応レンズが付きました。
と友人にメールを送ったら、多分エコーからレンズが出ているとの事。

大苦労して損した、という所ですがやはりメーカーさん他社製でもレンズを付けて売って欲しい!!!!!!!
完成でーす。

ナンバーで剥がしてしまった所も上から新しいナンバーを貼りつけて(ゴム系)なんとか隠れました。

でもって、右と左でナンバーが違ってしまったのは御愛嬌、というよりいつも意識してやる常用手段。
左右で雰囲気を変えるため、蒸気機関車でも良くやるのです。
社章はあり合わせのインレタ。
どこの会社か解りません、日立?


後ろと前でちょっと顔を変えてある。
こちらはエンジンのファンが見えるんじゃ!

回らないけれどね。
上から

全体的にウエザリングが強すぎて、エアブラシに昭和61年購入と書いてあったのですが、何年使ったのだろう。 

調子が悪くて突然強く出たりするのでどえらい目に遭いました。

絶対に新しく購入しなければと、思っています。
足回りです。

これが喧しい事は書きましたけれど、25:1以上の動力装置が欲しい。

小型であるほどスローで走らせる機関車になるので、是非欲しい。

BRAWAの小型機関車など、凄く大きなギヤ比でスローは抜群ですが静かに走ります。

メーカーさん考えてください。
HNモジュール運転会にて。

スムーズに走るのですが、やはり喧しい。


この伝導装置では、スローは効くけれど喧しいので、作り変えたいとは思っていますが、気力が、体力が、腕が、、、、

スローで走らせると集電が良くないです。スピードがあれば勢いで止まらないのですが、スロー走行は厳しい。
そこでボディーを重くすることと、少しでも消音にと、ボディー側板や空いている場所には鉛板を貼っています。
ボディー重量は98gです。

なお、モーターはサガミですが、モーター単体での低速回転でも回転むらがひどく、走り出しの遅い速度で走行邑になって表れています。フライホイールが欲しかったのですがさすがにスペースが無くてあきらめました。

3点支点は効いているようですが、はたして集電に役立っているのかどうかは問題です。

ともあれ、一応完成。

やはり足回りを作り変える事にしました。

BLACK BEETLEというオーストラリアの動力装置。

10.5mmの車輪
軸距離25mmと1mm短い
ギヤ比 27:1

東京のトロッコモデルから通販で購入
送料込みで1万円ちょっと。
集電子から出ているコードが太すぎて、車体に当たるので細くします。

少し分解した所。
面白い構造です。
このように、ボディーが左右に分かれています。

コードは細いものに変えました。
でも、これでボディーを被せても、この通り。
ずいぶん背が高くなるので、かなりの加工が必要です。
モーターカバーのこのパーツの横幅が広いので車体にかぶさらないのです。
そこで、横を切りました。
これで、台枠にうまく収まり成功だと思ったのですが、実は集電子の取り付けステーも一緒に切り落としたので、集電子がつけられません。

何とかなると思って、切り落としたのですが、何とかなりそうにない。

3mmのプラ角棒に1.4mmのタップを切って集電シューの取り付け部を作りました。
これを台車(蓋)の両横に接着して、一応完成。

こんどはこの動力台車をどうやって床板に固定するか?

今までの写真でお分かりのように、台車上部にプラスティックの棒があるだけです。

タップも切ってありません。

これはどうしたものか
2mmのダイスは持っていないので、こんなものでタップを切りました。


でも、だんだん太くなっているので、プラスティックが折れそうです。

だましだましやったのですが、やっぱり折れてしまいました。

これでも短いものが残っているので、これで何とか止めようと色々頑張ったのですが、基本的に1本では、台車が回ってしまうし、前後にスイングして、お話になりません。
そこで1.6mmの真鍮板を切りだして、取り付けステーを作る事にしました。

厚い板を使ったのはタップを切るためです。
さきほどの、センターピンらしき棒が付いていた蓋を平面に削って、下に見えている真鍮板を取り付けます・
真鍮板の上部に2つボディー取り付け用の穴があります。2mmのタップを切ってあります。
ちなみに、台車への取り付けは両端に1.4mmのタップを切って、下から取り付けました。

足回り完成と言いたいところですが、まだ集電シューは付けていません。

まだまだ工作が続きそうなので、曲がりそうなパーツはできるだけ後にしないと。


さて、今度はこれをどうやって台車枠に取り付けるかです。

台枠に台車取り付け用のステーを付けました。

実は、いいかげんに作って何度か失敗して最後にこの形になりました。

こんなことでも、難しいものです。

集電シューもついています。

ここまでくれば組み立てるのみ、と言うのは嘘で、台枠とボディーを止める機構を変えなければなりませんでした。

その細工も終わって。
組み上げた下回り。

配線用に小さなプリント基板を付けています。

ここにライトの配線を半田付けしてボディーを被せれば完成です。
テスト走行。

低速性能は、以前の自作の方が少し良いようですが、これもかなり良い感じです。ちなみにモーターはどちらもサガミの同じ型です。

音は前進と後進でかなりちがいます。
でも、ずいぶん静かになりました。

基本的にウオームで落とした後でスパーで落としているからでしょう。

集電は2軸なのですがかなり良い感じ。
でも2軸は2軸、4軸並には行きません。
以上で、足回りの改造も終わり、本当に完成です。

でも、足回りにこれだけ投資したのですから、がんがん走らせなければ意味が無い。

鉄道模型、作るのにかけた時間以上に走らせなければ、車両が可哀そうですよね。


2013/4月 
ところが、ところが この足回り、 たまに止まる。 すなわち集電不良がたまにある。
気にする程度では無いけれど、気になる程度。
やはり、いくらたまにとは言え、止まるのは気に入らない。

線路をピカピカに磨いて、車輪をピカピカに磨けばましですが、それでも完全では無い。

集電不良は2軸車の宿命のようでありますが、どう考えても、最低3輪は線路についているはず。
だったとしたら、必ず、最低でも片側1輪は線路に乗っているはずなのに、集電不良が起こる。

何故だろう、停止状態と違って、走行状態では、その最低1輪になった状態で、僅かでも線路への圧力が少なくなった時に集電不良が起こるのだろうか。

などなど、理屈をこねても、工作をしないと治る訳が無い。

そこで、常に4輪が線路に乗るように改造を始めました。

ブラックビートルを分解
車輪が打ちこみになっていますが、無理やり車軸から抜きました。

といっても絶縁側は車輪中心がプラスティックなので簡単に抜けました。
4輪とも線路に着くということは、軸穴に遊びが無いから、車輪が上下しないからだ。

そこで、軸穴を上下に長くやすります。
軸穴が縦に細長くなりました。

同様に反対側も加工します。
モータはマシマが付いていました。
これから、ウォームギヤで落として、さらにスパーで落とす伝導になっています。

黒く汚したのは組み立ての方向を間違わないためです。
途中で、ボディーを止める支えが外れたのを治しながら、工作を終えて改造、組み立て完了。
テスト走行
うんうん、今のところ満足。
スローでも止まらない。

フライッシュマンポイントのプラスティック部分を1輪が通っても、残りの1輪でちゃんと集電しています。

ちなみに、車輪を上下に動かすと前輪、後輪とも少し動いて、これで線路に常に接しているものと思われます。

3点支点にはなっていないけれど、車軸に適当な遊びは必要だと言う事でしょうね。

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