DCCのデコーダーなど

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Upload 2010/5/23
その後時々Update

ここでは色々なデコーダーやスピーカーなどを紹介します。
自分が使ったことがある製品を中心に紹介します。

デコーダーメーカ

○ ESU (イーエスユー、エーエスウー、エズー)
  取扱店:モデルバーン(芦屋、名古屋、横浜、東京)
       HRS(大阪府枚方市)
       熊田貿易(東京)、日本型の音を入れたものもあり。

  ドイツのメーカー
  サウンド付き: LokSound(主にHO) 、 LokSound micro(主に小型)、 LokSoundXL(LGBなど大型)
  サウンドなし: LokPilot
 サウンドはホームページからダウンロードして、好きなものを入れられる。 (LocProgrammer が必要だが、多分どこの販売店でもやってもらえる)  

パソコンからロコプログラマーを使って音をデコーダーにダウンロードしているところ。

音は家庭のパソコンでESUのホームページのダウンロードから聞ける。
音の種類は、蒸気機関車、ジーゼル機関車、気動車、電気機関車、電車など、ヨーロッパ型(ドイツ、フランス、など)、アメリカ型が何種類もある。 買う前に音を聞いて決めて、店でダウンロードを頼むとスムーズ。

ニュース 2011年 LokSound シリーズがV4.0に変わりました。 サウンドファイルもV4.0用になります。使いやすくしたとの事です。 大きな変更はスピーカーが4Ωになりました。

LokSound V4.0 8ピン
他に21ピンもある。18000円前後

ESUのサウンドデコーダーの最も標準的なもの。

基本的にHOゲージだがO等にも使える。
モーター電流 1.1A
ファンクション4つ、250mA +2ロジック

以前のV3.5との大きな違いはスピーカーが4Ωになった(以前は100Ω)。

LokProgrammer のソフトもV4.0用が必要。
無料でダウンロードできる。
本体の大きさは30×16mm 程度

 

LokSound microV4.0

 18000円前後

NとTT、HOの小型機関車用の小さなサウンドデコーダー。
6ピンプラグが付いている。
青、緑、紫がコードのまま出ている。
8ピンのタイプもある。

基本的にNゲージだがHOにも使える。
モーター電流 0.75A
ファンクション2つ、150mA +2ロジック
大きさは11mm×28mm程度
LokProgrammer のソフトもV4.0用が必要。
無料でダウンロードできる。
2011年春ごろより、V4.0に変わって市場に出ない。

ESU LokSound V3.5
8ピン
   18000円前後

サウンドデコーダーの標準的なもの。

TTやHOとOゲージの小型車両向き。
BEMF機能付き。
コアレスモーター使用可能。

デコーダー本体と8ピンプラグ、スピーカー、スピーカーボックスが付いる。
デコーダーの大きさは、約16×35mm 厚さ6mm。
スピーカーはボックスを入れて外形約25mm、厚さ11mm。
インピーダンスが他のメーカーと異なり100Ω(一般のスピーカーは4または8Ω)



最近の製品はコードが細くて使いやすい。
デコーダーが車両に入るかどうか確かめるために、木でデコーダーとスピーカーの原寸大模型を作りました。


2011年春ごろより、V4.0に変わって市場に出ない。

ESU LokSound V3.5
21ピン


上と同じ性能ですが、 基盤に21ピンのコネクターが付いていて、入出力のコードがありません。機関車のコネクターに直接差し込む。

一見22ピンですが、赤矢印の所の接点が1つ無くて、21ピンです。
機関車側のピンも21で、この一つ無いところを合わせて差し込みます。
上の写真の裏表反対です。

21ピンがこちらからだと、穴しか見えません。

普通はこの向きで使います。

下に機関車の基盤があるので、この向きで機関車のピンに差し込みます。

一見裏のようですが、こちらが上。

デコーダーの大きさは測っていませんが、8ピンのものより幅は少し広いです。


2011年春ごろより、V4.0に変わって市場に出ない。

LokSound micro  18000円前後

NとTT、HOの小型機関車用の小さなサウンドデコーダー。
6ピンプラグが付いている。
8ピンと比べずいぶん小さなプラグである。
青、緑、紫がコードのまま出ている。

大きさは10mm×30mm程度

スピーカーは小型で、ボックス外形 27×18mm、厚さ8mm。インピーダンスが他のメーカーと異なり100Ω(一般のスピーカーは4または8Ω)
スピーカー本体はもう少し小さい。

LokSound V3.5に比べデコーダーもスピーカも小さいために、音量も小さいが、音が出ないのとは大違い。

2011年春ごろより、V4.0に変わって市場に出ない。

LokPilot V3.0 Multiprotokoll 21ピン
5000円弱

22mm×15mm

LokPilotはサウンドなしのデコーダー。
21ピン仕様。(8ピンもある)

サウンド付きのLokSoundよりも長さが短かい。性能はLokSoundからサウンド部分を外したもので、かなり高性能。

なおMultiprotokoll仕様は、メルクリン方式とDCC方式の両方に対応している。
取り付け状態

最近のヨーロッパ製小型機関車は21ピン仕様が増えた。


LokPilot Basic
サウンド無しデコーダー。

写真はバーシックでは無いが見かけはLokPilotとほぼ同じ。
Basicは安価でBEMFが付いていないので注意。


ESU スピーカー  このメーカーのスピーカーは100Ωなので一般の8Ωは使用不可。
2011年V4.0以降 一般的な4Ωになった。大きさなどは以下のものとまったく変わらない。
小型、角型スピーカー


LokSound microに附属してるものと同じ。
単体売りがある。
1100円程度


ボックス外形 27×18mm、厚さ8mm。
ボックスから外せばもっと小さい
16mm×25mm。
厚さ方向。
小型 丸型スピーカー
2つつながっている。  1100円程度

スピーカー径 13mm
ケースの大きさ 29.5mm×15mm(ねじ留め部除く)、 厚さ6.5mm
厚さ方向。

このスピーカーはボイラーに入るような形状にしたとのこと。

カトー (デジトラックス)
○ カトー (デジトラックス)
  アメリカのメーカーの製造
  取扱店 : ホビーセンターカトー(東京、大阪江坂)
         キッズランド(大阪日本橋)、品数は少ない。
         ぽぽんでった(大阪日本橋) ほとんど無いに等しい。
   
DZ143PS
              4800円程度
サウンド無し。  
小型デコーダー、 8ピン

8mm×15mm程度
小型でNでも使える。
HOでも小型機関車に向いている。
8ピンプラグ

MRC
アメリカのメーカ  安価で広く使われている。アメリカ型の音
取扱店 FAB 東京 通販で買える。
サウンドデコーダー
#0001639 小型
蒸気機関車用
1.5A
BEMF無し。

約8500円程度

F1からF28までに色々なサウンドが入っていて、そこから汽笛やスチーム音などが選べる。
またCV値でも音が選べる。

アメリカ型の音だが、なんとか日本型に使えそうな汽笛音やドラフト音がある。
しかし、ヨーロッパ型の汽笛は無いのでヨーロッパ型には厳しい。
天賞堂、プラC55に取り付け。
この機関車は8ピンソケットが付いているので取り付けは簡単。 小型なので加工なしにテンダーに入る。

テストでは、走行性能が良くない。スローが効かない。突然ダッシュ、急停車。 定速運転ができない。CV値を調整しても気に入った走りが得られなかった。これはBEMFが無いためと思われた。

ドラフト音の動輪回転との同期はCV120でできるが、なかなかうまく同期できなかった。

たぶん、うまく調整すれば良いだろうが、BEMFが無いことで安定した走行ができない事でドラフト音も不自然な感じになったように思われる。

(他の機関車でも走行不安定だった)

もちろんこのメーカーでもBEMF付きのモデルがあるので、そちらを推薦します。

LENZ レンツ
ドイツのメーカー DCCの老舗
取扱店 
LENTZ 
ディジタル プラス
LE0511W

サウンドなしデコーダー
8ピン用(プラグなし)
とても小型
13.2mm×9.1mm×3.6mm
0.5A

小型タンク機関車に入れた。機関車には8ピンソケットが付いているが、デコーダーのスペースは小さい。

デコーダーが小さいので小型機関車に向いている。
8ピンプラグに半田付けしているところ。


速度設定は、微妙だったので、速度カーブをグラフ用紙に描いて、読み取った値をスピードカーブ用のCV値に入れた。


なお、購入はたまたまアメリカに行ったので、サンジェゴの模型店で購入。29ドル 税込みで2600円程度