ジオラマ京都JAPAN

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upload 2011/3/1
Update 2012/3/22

2011年3月1日、京都は嵯峨野、トロッコ列車の駅に大きなレイアウト「ジオラマ京都JAPAN」が出来ました。
入場料500円の有料の施設です。

その後2012年3月の説明も下に書きくわえました。

開館記念セレモニー

トロッコ君が橋の上で挨拶をしています。

そう。このレイアウトには人が上から見られる橋があるのです。
大きなレイアウトです。
ゲージは16番(HO)です。

会場に入るとまず目につくのは、この清水寺。
かなりの大きさがあります。
そして良く作りこまれています。
橋の上から四方を眺めます。

レイアウトの北西の景色です。

奥にはEF66の実物の顔があります。
この中の運転台で実際にこのレイアウトの車両(EF66)を運転できます。
こちらは南西の景色です。


大きな町です。
多少殺風景なのはやむを得ないでしょう。

だって、だだっ広いのでこれを建物で密集させたら、メンテナンスも出来ません。

この街中をバスが走ります。
ファーラーのカーシステムです。
これは北東の景色

ターンテーブルがあって機関庫もあります。 蒸気機関車が沢山あります。

でも、この距離からだと小さくて、存在感が全然ありません。

双眼鏡が要ります。
南東の景色

ここにも五重の塔があります。

雄大に土地を使っています。

広いレイアウトと言うだけでは無くて、良く見ると細かい部分も出来ています。
展示していある嵯峨野トロッコ列車のDE10を眺めている所。
選挙演説の真っ最中。
上の谷垣さんの映像はテレビで動画です。
交通事故です。
レスキューの人が上下に体を動かして人工呼吸をしています。

そうです、フェイスマンのフィギュアですね。
桂川の鉄橋あたりでしょうか、堤防に沢山人がいます。
EF66の運転台。
ここから模型を運転させてもらえます。
15分、1000円です。

さすがに実物のマスコン、ブレーキは触った感触が素晴らしいです。

ブレーキを緩めマスコンを動かすと列車はスムーズに加速を始めます。

実際に模型を見ると小さくて見えないほどですが、手前にある車載カメラで前を見ながら運転できます。

といっても、今日は写真のように映像がノイズだらけで見えません。
ちなみに右は定点カメラですが、不思議な事にたまにさかさまに写っていました。

まあ、開店初日なので多少のトラブルは止むをえません。


そうそう、この運転、私が最初の運転士だったそうです。
レイアウトの反対側にも沢山運転台が並んでいます。こちらは10分間、300円です。

さて、こんな線路を見つけました。
地下に入って行っています
こんな窓を見つけました。
カメラで覗くと、地下に大きなヤードがあります。

窓が低い位置にあるので肉眼ではこんなに見えません。

そして、やはりこんなことをし始めました。
線路磨きです。
上に乗って大変です。


そうだ、少しは列車の写真も載せなければ、
メンテナンスのお陰で快調に走りまわっていました。
今日が初日なので沢山のテレビ局が取材に来ていました。
私も2つの局からインタビューを受けました。

突然感想を聞かれても答えるのは難しいですね、

その時はうまく答えられなかったけれど、ここで感想を言えば。

こういうジオラマが出来て一般の人に楽しんでもらえるのは、鉄道模型をやっている人間にとってとてもうれしいことです。

そして、有料でということが良くて、美術館であれ科学館であれ有料で運営しているので、ここもこの収入からリファイン出来て、将来的にも新しい景色が出来てゆけばリピーターも増えるだろうから、どんどん発展して行けると思います。


ここから、2012年3月記述です
2011年秋に早々リニューアルされました。
鉄道主体から京都の景色を取り入れ、一般の人に楽しんでもらえるようなリニューアルです。

入るとすぐに天井に星空があるのが見えます。
時々流れ星も飛んで、星座の説明が流れています。

プラネタリウムです。
今まで清水寺と金閣寺ぐらいだったのが、これは銀閣寺。入ってゆくところの植え込みも表現されています。
こちらは龍安寺
広い敷地で土塀に囲まれているのは京都御所。
東寺の五重塔と京都タワーが見えます。

このようにたくさんお寺が出来て、京都らしくなりました。
上から見た桂離宮と京都御所です。

みんなとても良くできています。

以前のレイアウトと雰囲気ががらっと変わりました。
鉄道模型レイアウトらしい所を言えば、
線路に注目。
ポイントが新しいようです。

多分エンドウのポイントだと思いますが、新しく交換したようです。多分以前のポイントが不調だったのでしょう
こちらは遊園地、観覧車は回っていましたが、他のものは止まっていました。

でも構造からして、きっとジェットコースターなどが動くようになっているはずです。
子供たちが沢山いるのはここにコントローラー(実物のマスコンとブレーキ)がたくさんあって、運転できるからです。
とても人気でした。

この施設の横に21世紀館鉄風館があり、中に本物の蒸気機関車が展示してあります。
以前は2階にNゲージの店やレイアウトがありましたが、今は2階は閉鎖です。

なお、以前は鉄風館も有料でしたが今は無料です。

ここは大人のモデラーにお勧めの所です。

これは以前に2階から撮った写真。今はこの角度からは見られない。
2階の模型店とNゲージレイアウト。

これも今は無くなった、というか2階には上がれない。
さて、ここからが2012年の説明。

喫茶のフロアから蒸気機関車を眺める。
コーヒー300円?だったろうかセルフサービスなので安い。
でもトロッコビールを飲んでいる人が多い。

この椅子、立派です、座り心地も良い。

こうして蒸気機関車が見るのもよし、

なにせ道具立てが良いのでゆったりと過ごせます。
シャンデリアも凄い。
もっと近づくとBösendorferのピアノが。

オーストリア製の各国の王室ご愛用のピアノじゃないか。

どうも自動演奏仕様のようだ。
反対側にはパイプオルガンが。
メーカーは調べ無かったが、この大きさからかなりの品物だ

ここから日本の懐かしいメロディーが流れている。やはり自動演奏で、実際にパイプから音が出ている。

そして横に音楽家の像が沢山並んでいます。

大人にお勧めと言ったのは、こういう所でささやかながら贅沢な時間を過ごせるからです。
シューベルト、ブラームス、モーツアルト、ヨハンシュトラウス、ベートーベン さんたちです。

これは誰なのか解りますね?
そして、すぐ横に人車があります。
本物かレプリカか解りませんが、本物に見えます。
後ろに押す人足が見えていますが、中には貴婦人が載っています。実物大です。
こんな下回りを写したりして、作りたい気持ちが湧いてきます。
もちろん私としては、ディアゴスティーニの関係で、このD51を写しに来たのですが、改めてまじかで見ると凄い。


これはC58です。

エキセントリック部分のアップです。

C5848、 R と刻印されています。
知らなかった。 部品にこうやって刻印してあるのだ。

良く見ると全てのパーツと言ってよいほど刻印してあります。

ここは屋内展示で、明るいし、綺麗に保存してあるので梅小路の機関車を見るよりも細かいところが良く見えるように思われます。

あらためて、蒸気機関車の「鉄」で出来ている重厚さも感じました。
外にはナメクジドームのD51が綺麗に塗装しなおして鎮座しています。

昔、樟葉のショッピングモールに置いてあったやつだそうです。ボロボロで可哀そうだと思っていたのですが、ここのオーナーが買い取って整備したそうです。

それにしても、ここのオーナーさん、すばらしくセンスの良い方のようです。
ピアノやパイプオルガンしかり、そして以前はヨーロッパの鉄道の油絵も飾ってありました。
最後に建物の全景を
左にナメクジドームのD51がみえます。

右がJRの嵐山嵯峨野駅です。

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