ハンガリー日帰り旅行(ブダペスト)

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ヨーロッパ地図に行く

upload 2007/1/31

2001年の旅行です。
オーストリアのウイーンからハンガリーのブダペストまで、列車で日帰り旅行をしました。
ハンガリーの機関車はどんな形で、どんな色をしているのだろう。
それから、ブタペストは温泉が有名なので温泉に入ろう。
この2つが目的です。


ウイーン南駅からこのブタペスト行きの特急で行く。2月なので薄暗い。
ハンガリーの客車の色。これは1等車。


この車両はコンパートメントではなかった(帰りの車両はコンパートメント)
1等車の車内にて。

がらがらで通路をはさんだ隣の席に座っていた怪しげなおっさんが話をしてくるので、片言の英語でしゃべっていた。「ウイーンでコックをやっていた。今は鍋の蓋のツマミを売っていて、ウクライナまで売りに行く」と言っている。

えっ、ウクライナ? とんでもなく遠い国のようだけれど。
「ブダペストに数日いて、ウクライナに行く。ブダペストからすぐだよ」
へーそうなんだ、ウクライナはハンガリーの隣なのだ。

それにしても大きな荷物を持って怪しい顔もしているし、案のじょう車内での入国審査で長い間、尋問?されていた。
私はものの10秒で終わり。

このおっさんの名刺ももらったよ。旅はおもしろい。
途中の駅で見たレールバス。
けっこうかわいらしい。
例によって食堂車に。
オーストリアからハンガリーに入ると軌道が悪いのでゆれてゆれて、コーヒーがこぼれる。
貨物駅が増えてきて、ブダペストに近づく。

重量級のディーセル機関車。
ブダペスト東駅到着。

こんな色の電機機関車もある。
大きなアーチの駅だ。

 すぐに駅の中の両替所に行きハンガリーのフォリントと交換する。
 国外持ち出し禁止なので、帰りにはまた両替しなければならない。


大きな駅だが治安が良くないと聞いているので、気をつけている。
もっともどこでも大きな駅は治安が悪い。
こんな色の機関車が多い。
汚れて地味な感じ。

街に出る

地下鉄

ハンガリーの地下鉄は歴史が古い。世界で一番古いとか聞いたのだが、

これもなかなか貫禄のある車両。
車内。

電球が懐かしい。
クラシックないい感じ。

なのだけれど、人々の服装が暗い。冬なので黒っぽいのではあるがウイーンとは違う。
共産圏だったので国の経済力の差かと思って見てしまう。
それで今は、観光に力を入れているらしい。
モスクヴァ広場。

ここで市電に乗り換えてと聞いていたのだが、間違ってバスを探していた。

それにしても英語が通じないので、聞くのに大苦戦。
市電も間違って乗って、最後に1人になったのでおかしいと思ったら、反対行きに乗って終点まで行ったのでした。


これはお目当てのゲレルト温泉の入り口。

観光の本を見ると必ず載っている有名なホテルの温泉。
プールと温泉と切符売り場が2つあって、その看板がハンガリー語。まったく解りましぇーん。

これはロビー。

さあ、中に入ってもこんなに大きい。
男湯と女湯の入り口もわからない。
サービスにもう一枚温泉のロビー。

そこいらのにわか作りの日帰り温泉とはちょっとちがいまっせ。

温泉の入り方。
男湯の入り口から中に行くと係りの人が、地下にある更衣室に連れて行ってくれる。一人ずつの個室だが仕切りの上のほうは金網なので中が見える。そこで白い小さな前掛け(ふんどしみたい)とバスタオルとシャンプーをくれる。前掛けをつけて、風呂に行く。
風呂は36度と38度の浴そうがある。どちらもぬるい。
 体を洗うタオルを持っていなかったので、前掛けで洗う。顔も前掛けで拭かなければならなくなって、まるでふんどしで顔を洗ったようだった。ハハハ

 ついでにマッサージを頼んだら、ベットの上に下向きに寝て背中だけ石鹸で洗ってあとは太いホースで洗い流された。まるで築地のマグロみたいだった。あれはマッサージではなく体洗いのサービスだったのか。
有名な漁夫の砦

ドナウ川の横の王宮の丘にある。
漁夫の砦の横にある教会。

ここはハプスブルグ帝国皇妃エリザベート
(シシー)の像がある。

手前に止まっているのはホンダ、CRV。

この頃CRVに乗っていたので思わずシャッターを切ってしまった。
王宮の丘から見たドナウ川。

橋は鎖橋。
多分世界で最初に電飾されたようで、夜は鎖についた電球で美しい姿を見せる。
王宮の丘に登るケーブルカー

鎖橋を歩いて渡りドナウに沿って歩いている。

実は模型店があるはずなので探しているのだが、、、

見つからなかった。どんなものを売っているのか見たかったのに。
市電の停留所にて

地下鉄1号線

この線が世界で一番古いとか、、、
そして、またブタペスト東駅 keleti puに戻る。
ここは駅の地下で人専用。上の棚みたいなのが1階で車が通る。

ちなみにこのそばにある市電の切符売り場で一日券を買った。
東駅の切符売り場。
薄暗くて気持ち悪かった。

横の小さな売店で土産を買ったが、女の店員が客をほったらかしにして友達といつまでもしゃべってるので、むかっと来た。
帰りの列車。

パリ行きです。

オリエント急行と書いてありますね。
機関車はこれ。

後ろの客車はハンガリー、オーストリア、そして
フランスのコラーユ客車。


ここを通ったとき、いい身なりの老夫婦のおやっさんが、「わしらはこれに乗ってパリに帰るんじゃい」と自慢してきた。奥さんが「あんたそんなにしゃべらんでも」と制止している。
俺もこの列車に乗るんじゃいと言い返したかった。
俺の乗るのはハンガリーの車両だけれどね、冒頭に書いたようにそれはコンパートメントだった。
そしてウイーン西駅に着いたら機関車がこれになっていた。

そう言えば国境の駅辺りで長く止まって、室内灯も真っ暗になっていた。その時機関車を換えたのだろう。

この列車はこれからオーストリア、ドイツを通ってフランスのパリまで行くのだ。

これが今のオリエント急行なのだ。
模型です。

ハンガリーの機関車に引かれた現代オリエント急行。

客車はメルクリン製でセットで売っていました。(京都大丸)

ウイーンから日帰りでハンガリーのブダペストへの旅行ができました。
片道3時間だったと思います。

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