リヨン日帰りの旅

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upload 2008/3/31

パリからの日帰り旅行です。
パリに行かれて、少し時間があって、TGVにでも乗りたいと思ったらどうぞ参考にしてください。

1999年の旅行です、少し古いです。
リヨンはパリから南に行きます。
TGVで片道2時間。

ちょどよいぐらいの距離です。
リヨン行きが出発するのは、パリ・リヨン駅。

パリにある駅です。リヨンに行くのでリヨン駅。日本でも昔の街道は始点に行き先の地名が付いていたのもありますので同じですね。
乗るのはTGVデュュプレックス。

2階建てのTGVです。
1等車に乗り込みます。

日本でグリーン車に乗らなくても海外でははりこみましょう。

めったに乗らないのですから。
出発してしばらく経つと、食事の注文を取りに来ました。
これもはり込んでワインも頼んで、ひょっとしたらワインは頼んでいなくて付いてきたのかも知れません。

何せ走っている地名がブルゴーニュとかワインの名前を連想させる地名ばかりなので。
フランスは農業国。

景色はほとんどこんな感じ。

これがブルゴーニュ地方だ。

TVGは快適に走る。食事はおいしい。
ワイン片手にTVGの2階席でフランスののどかな田舎町を眺める、あー幸せという感じになります。
リヨンには2つ駅があります。
これはパリからは遠くに当たる、べラージュ駅です。こちらが旧市街に近いです。

乗ってきたのは右奥に見えるTGV。
これはげんこつと呼ばれる電気機関車。本当の名前は知りません。でもフランスらしくて好きです。
リヨンの駅前は広場になっています。
2月でパンジーが咲いていました。
風が強い町でした。
この町森鴎外が住んでいたとか、夏目漱石や島崎藤村他、有名な文豪達が立ち寄ったとか、そうか昔はここまで何かで来て、ここからパリ行きの列車に乗ったのでしょう。
ちょっとこういうことを知っていると親しみのある町に思うのは不思議ですね。

見るところは沢山あるのでしょうけれど、日帰りなので山の上に見える寺院に向かうことにしました。
駅前を真っ直ぐベルクール広場まで歩き、そこを左に曲がってソーヌ川を渡ります。
するとケーブルカーがあるのでこれに乗ります。

実はこのケーブルカーは地下です。

山の中、すなわちトンネルを走ります。

切符は横の販売機で買います。フランス語なので分かりにくいけれど何とか買えると思います。
ケーブルカーを降りて、地表にでると、大きな寺院が目の前に。

ノートルダム・ドウ・フルビエール寺院と言います。
中は立派です。

こんなところまで来てお金を浪費してしまったことを告白して懺悔してください。

さて、絶対に地下に降りてください。
そこにも大きな礼拝堂があってびっくりします。
寺院の裏から下に降りる道があります。

リヨンの町が一望できて、そこを歩いて下りると気持ちが良いです。
こういうヨーロッパの路地は歩くと地元の人になったみたいで、嬉しい気がします。
下にはお寺の門前ですね、土産物屋がありました。
これは駅に向かう通り、パリではないけれどフランスの香りがいっぱいします。
ぜひ喫茶店ぐらい入りましょう。
さあ、パリ・リヨン駅に戻ってきました。

初代iMacの宣伝がいっぱい。懐かしいですね。それに初代のTGVも。

さて、夕食はどうしますか?

実はこの駅の2階にすばらしいレストランがあります。

Le Train Blea です。ル・トラン・ブルーと読みます。
昔、貴族が列車に乗る前にここで食事をするために作ったと言うレストランです。ですからとても華麗で立派です。まるで美術館のようで、天井にはキューピットが矢を射っている絵などがあります。
値段は忘れました。とんでもない値段ではないです。
コートを預かってもらったらチップを忘れないように。
格好良く渡す方法は、あらかじめチップを手に握っておいて、コートの袖を通してもらって袖から手が出たときに、さっとさりげなく渡す、外国人がそうやって渡しているのを見ました。とてもスマートです。
実はTGV、行きも帰りも大幅に遅れました。信号待ちで止まりっぱなし。この日だけなのか何時もかは知りませんが、時間には余裕を持っておくのが無難でしょう。

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