Noch の草撒き器
Noch Gras-Master 2.0
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Upload 2015/3

ノッホの草撒き器 グラスマスター 2.0の使用経験です。 カトーからは芝生の達人と言う名前で売られています。
ノッホのグラスマスターと、接着剤、草の材料を弟から借りました。 試してみます。
本体です。
太いところが草を入れる所。 黒いのは握り棒でスイッチがついています。
そこからコードが出ていて、先にワニ口クリップがついている。

電池を入れようと調べるが、開く部分が無い。
説明書では9Vの電池が入っているとのこと。 バッテリーライフは60時間だ。
しかし、交換の仕方は書いていないので、使い捨てだろうか?
(後日説明書をよく見たらバッテリーは外れるようだが方法がわからない)

この電池で20KV(2万ボルト)の電圧を作り、その力で草を立てようと言う器具だ。

草の出口は金網になっていて、3種類のメッシュがある。

草はNoch Static Grass Fibers で1.5mm、2.5mm, から6mm、そして12mmがある。 それぞれ春や夏、秋の色があるようです。
 当然使いたいものを買いそろえる必要があります。

目的に応じてメッシュを変えます。 また色々な草を混ぜて使ったりします。

このメッシュには電圧がかからないので、危険は無い。
奥に電極があります。 ここに20KVの電圧が掛るのですね。

注意書きには筒の中に電極があるので、スイッチONの状態では絶対に触らないようにとのこと。
狭い部分に撒くには、スリーブがあり、金網の代わりにこれを付けますが、この時黒くて穴があいている円板を入れます。この円板はプラスティック製です。


接着剤です。 木工ボンドを少し薄めた感じ。

基本的には撒きたい部分に釘を打ってそこにワニ口クリップの電極を止めます。
釘を打たなくても、この場合なら直接べニアを挟んでも構いません。
あらかじめ、筒の中に草を入れて準備した後に、撒きたい部分に接着剤を塗ります。

接着剤と電極が離れていても構いません。

ノッホのホームページのビデオを見ても、地面のとんでもない所に電極を差しているので、導電性の地面で無くても良いようです。
スイッチを入れて少し振るだけ。 こんこんと軽く叩いたりしています。

多分、草と金網の距離は近い方が良いかと思います。
始めは草が寝ていました。
どんどん撒いて行くと、草が立って来たようです。
完成
横から見ると草が立っています。

立たないと言う経験者が多いようですが、期待しすぎかも、
この程度の立ち方なので、良く見ないと立っているかどうか解りにくいのです。
長い草を試します。
カトーの長い草です
1cmぐらいに切りました
これを、スリーブに入れます。

始めはこの円板を使ったのですが、これだと草が出てこない。

そこで円板を外してストレートにスリーブの中に草を入れました。
全然草が立ちませんでした。

草の材料が関係しているのかな?
中の円板を外して、もう少し短い草を入れました。

漏斗のようになったので、草が一気に落ちるかと思ったのですが、静電気を帯びているので一気には落ちません。 振ったら適当に出てくるので、中の円盤が無くても大丈夫でした。

なお、芝を器具に入れた後口を上に向けて、こぼれない状態で電気を入れて、芝に十分な静電気を与えています。 それが良かったのかどうかは解りませんが、やるに越した事は無いと思います。
草も、それなりに、立っています。

これで狭いところも出来そうです。

ここからは禁断の、使い方です。
真似しないでください。 される時には自己責任ですよ。
草の立ち方にまだ満足がゆかないので、

奥にある電極からリード線で金網に電圧をかけるようにしました。
約2万ボルトが金網にかかり、危険です。

まあ、電流が少ないので、触っても死ぬ事は無いと思いますが、ビシッとくるので、思いきり気を使っての作業になります。
凄いです、接着剤を塗ったところは草が植えられて立っているのですが、他にこぼれた芝を金網が吸引して、地面から金網に向かって芝が唸りを上げて、吸いついて行ったり、恐ろしい程です。


ここで、問題が
広いところはこれで良いのですが、狭い所に撒くのに
これでは芝がもったいない。 
そこで、新たな道具を作りました。
ペットボトルを利用
金網を真鍮線で作って、コードを半田付け。
ペットボトルの蓋に穴をあけ、金網を取り付けて完成。
赤いコードをノッホの奥にある電極につないで、黒い電極を地面につないでペットボトルに芝を入れて撒けば狭い面積に植えられるはず。
しかし、芝が一向に出てこない、どうも金網に吸いついて出てこないようだ。

ということで、この方法は諦めたのですが、、、、

芝を違う種類にしたら出てきて、適当に立ちました。

めでたしめでたし。
出てこなかったのは、このようにすぐに丸まってしまう芝でした。
こんなに丸まっては出て来ないのは当然です。

しかし、狭い所に撒くのに上に載せた漏斗状の純正のままでもちゃんと芝が立つので、こんな器具は要りませんが、あれば面白い。
金網に電気を通す方法は、下に落ちた芝が金網に向かって吸い寄せられます。 多分、この方が草が立つと思いますが、純正のままでも、じゅうぶん静電気を与えてから撒くようにすれば、草が立ちますので、特に改造の必要はないと思います。

この方法で解った事は、金網に吸い寄せられることが大事なのでは無く、芝にじゅうぶんな静電気があれば立つと思われた事です。 
テクニック
ガラス板の上に、ボンドを点々と塗ります。
芝を撒きます。
ボンドが硬化後にナイフでガラスから剥がせば、草の塊が出来ます。


ノッホの簡易型草撒き器
このボトルに芝を入れて、よく振ってから逆様にして、地面から1cmぐらいの距離でペコペコと吹きだします。

その勢いで静電気が出来て草が立つとか、

短い草は立つようです。
長い草は風の勢いで、横に広がってしまいました。

ペコペコやらずに単に振るだけの方が良かったのか?

簡易的には使えますが、あまり期待はしないように。

おわり