プラキット建物の製作

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upload 2009/2/1

プラスティック製の建物キットの組み立てです。
キットだからすぐ出来ると思ったら大間違い。
それなりの手間をかけないと、せっかくのキットの値打ちが出ません。

基本的にプラキットの製作は色塗りです。これが面倒なのですが、飛行機や戦車など作っている人はエアーブラシで凄く丁寧に色を塗っています。

ここでは、筆塗りにしました。
建物はキブリ社のレンガ建ての工場です。

前に貨物駅があり荷物を貨車に積み込むようになっています。
キットには色が付いていて、良く見ると黒い汚れも軽く表現してあります。
私のレイアウトの隅に置くために建物を少し切り小さくしました。
色が付いていますが、やはり改めて色を塗ります。

プラカラーで、レンガ色を作り、つや消し剤を入れて筆塗りしました。
こんどはタミヤカラーの黒を薄めてレンガの隙間に流し込むようにしてレンガの模様が浮き出るようにしました。

部分的に、そして適当にです。
その後にパステルで汚れを表現。

直接パステルを塗ったり、サンドペーパーでパステルを粉にしたものを筆で塗ったりです。

これで、プラの質感が消えてくれます。
後は組み立てですが、パーツそれぞれにつや消しの色を塗っています。
これが面倒。
こういうキットは痒いところに手が届くような感じで、小物も付いています。ストーブの煙突一つにしても自分で作るとかなり手間がかかるのですが、助かります。

ただしそれぞれバリ取りなどしなければなりません。
上から見たところ。
かなり建物を切ってあるので、少し台形になっています。
はあい、完成です。

これを見ている人、簡単だと思うでしょう、でもキットといえどもここまで仕上げるのに何日もかかりました。

とは言え、スクラッチビルドから比べればやっぱりキットは楽だ。
上の写真のタンクやこの写真のホイストなども付いています。

ドラム缶などもキット付属です。

右の小屋にあるわけの分からない機械もついています。

実はもっと大きな作業所も付いていましたが、私のレイアウトに置けないので作っていません。

入り口のドアが少し開いているのに気が付いた方、偉い。こんなちょっとしたことが実感味をあげるのです。わざわざ開けたのですよ。
見てはいけない後ろ。
レイアウトに置けば見えません。

窓枠を入れれば仕上がるのですが、窓枠は何かに転用しようと置いてあるのです。
ウエザリングもしていません。

ちなみに箱の写真と比べてホイストの位置を変えています。そして庇の位置も変わっています。
自分のレイアウトに合わすためです。

では、以上でレンガ製の工場のキット組み立てを終わります。

後はレイアウトに置くだけ。


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