室内灯を入れる
更新日 2017/2/1
室内灯です。
1. ROCOの客車に室内灯を入れる。
エンドウの室内灯用アクリルを使ってROCOの客車に室内灯を入れる。
なお、購入時から台車からの配線は屋根下まで来ていた。
、このアクリルは電球用の穴が中央に一つしか開いていない。
発光ダイオードは横方向に光らないので、マジックで線を描いたようにアクリルの穴を大きくします。
発光ダイオードは2個使います。糸のこでくり抜きました。
これだけでは切断面が不透明で光が通らないので、やすりやサンドペーパーでなめらかにした後、布にピカールを着けて研磨した。
発光ダイオード(電球色)を2個背中合わせにして、極性を合わせて並列につないだ。
整流は小さなブリッジをアクリルに穴を開けて埋め込み、定電流ダイオード(石塚電子)の18mAを用いて電流制御した。
時々抵抗を使ったと記事があるのですが、抵抗だと物凄く熱くなり、プラスティックの屋根を溶かしそうなので、定電流ダイオードにした。
これでも結構熱を持つ。光源のアップ。 極性を間違わないようにLEDの+側に赤を塗ってある。
室内灯を入れると室内が良く見えます。
そこでフィギュアを座らせました。
室内灯だけでなく。こういう工作も結構手間がかかりますし、お金もかかります。
これで屋根を付ければ終わりと思ったら大間違い。アクリル全面が光るので、側板と屋根の式間から光が漏れた。 そこでアクリル板の上と側面を黒のビニールテープで覆った。
完成
客車中央部が明るくて端が暗いのはやむを得ません。
2. Liliputの客車に室内灯を入れる。
チップLEDをプリント基板に半田付けして作った。
まずは完成写真。
こんな形の車両に、チップLED4個の室内灯を付けた。プリント基板を大きさを合わせて切って、一部銅板をカットしてギャップを作った。 発光ダイオードは東芝TLYE1002で1608サイズの黄色。 5個210円
LEDのプラスマイナスは図示されている。
右側がプラスになるように置いた写真。
チップLEDを半田付けします。
チップLEDは2mmぐらいの木の角棒で押えながら半田付けした。
瞬間に付くので熱は心配なかった。
半田ごては普通の30W。回路
全波整流のブリッジ
定電流ダイオード18mA
チップLED4個
チップダイオード4個に18mAの定電流ダイオードが1個です。
このように発光ダイオードは4つ付けた。
定電流ダイオードが18mA一つなので少し暗いのですが、古い客車なのでこれぐらいの明るさで良いことにした。車輪が両絶縁だったので、片側の車輪を抜いて絶縁プラスティックを取って、代わりに真鍮パイプを入れます。 うまく合う真鍮パイプがあったのですがちょっと甘いので半田付けをしました。
下側が半田付けした車軸です。
台車がプラスティックで集電が出来ないので集電シューも作った。
リン青銅の0.2mmの板を細く切ってシューにした。
台車にプリント基板を接着剤で貼って、それに集電シューを半田付けした。車体の底に穴を開けて、上から見たところ。
ここにコードを通した。発光LEDのプリント基板を貼って、下からのコードを整流器に半田付けして完成。
4両加工しましたが、車輪の加工と、集電シューの製作にとても手間がかかりました。
車輪の走行抵抗が増えたのが問題ですが、初めの写真のように綺麗に点灯して満足している。
以上
3. カトーの客車に室内灯を入れる。
スハ43系にLEDを入れる。
完成写真
左のブルーは蛍光灯らしく
右は電球らしくした。プリント基板、帯状のパターンの物。 3列になるように切った。 基本回路
基本回路は上記の様であるが、定電流ダイオードの電流値が少ない時には2個使いたい事があるので、その場合の回路。
基板はこれが出来るように、3本線にしている。プリント基板のギャップ 上の図のようにギャップを作った。
カッターナイフなどで銅箔を切った。回路
整流用のブリッジを取り付ける。
電源側と出力側を間違えないように。
+側からジャンプ線を上の帯につなぐ。
発光ダイオード( LED)の±を間違わないように基板に半田付けした。
プラスマイナスは発光ダイオードの説明書に載っている。
定電流ダイオードの極性を間違わないように(線が入っている)付けた。発光ダイオード
東芝
A-BRIGHT 白色チップLED
67-21UW1C 3.2V 20mA
10個入り 500円〜750円 時期により異なった。
写真では7個だが、実際には6個使用。
6個に対して
定電流ダイオードは15mAを1個使用。
コントローラーはCS2で18Vあるためにこれで調度良い明るさ。車輪からの配線は、カトーなのでここまで用意されている。
細い線を半田付けして上記の回路につないだ。
ブルーの客車は以上茶色い客車は室内灯の色を電球色らしくするために、同じ発光ダイオードに着色した。
クリアーオレンジで着色。
この時、オレンジ色の程度や各LEDで色が異なると困るので、発光させながら着色するのが良い。
着色が濃すぎた時には綿棒に溶剤を付けてふき取ったりして色を調整した。
基板は天井に両面テープで張り付けた。
室内が良く見えるようになるので、フィギュアも入れた。 床や椅子等も着色した。ブルーの客車の室内
室内灯にLED6個では多少明るさにむらがあるが、気にならない程度。
以上
4. ROCO TEE客車に室内灯を入れる。
屋根裏で光を反射させるテクニック
この屋根が深い形の客車です。 基板の製作は今までとほぼ同じ。
基板を上に向けて付けている。屋根裏にアルミテープを貼って光を反射させる方法。
すこしでも光むらが無くなるような工夫。この客車には集電装置が無かったので、リン青銅板で自作。 このように台車につけた。
この客車では、集電が前後の台車で、配線が車体の両端になるために、基板の帯を4列にして、一番下の帯を左側の台車からの配線用とし、左端で繋ぐようにした。
以上
5. コンデンサを使う。
接触不良でちかちかさせないテクニック
コンデンサを付けることで、集電不良があっても室内灯がちかちかしない。
コンデンサの位置はブリッジで整流した後のプラスとマイナスの極の間につける。
100〜200μFが適当。
極性を間違わないように。
トリックスの展望客車につけた。 室内灯が無かったため今までに書いた方法で室内灯を製作。
これも、上に向けて屋根で反射させる方法である。
コンデンサは場所をとるので、展望室の下の1階部分に置いた。円筒形の物。
性能は抜群で、ちらつきなど全くない。
なお、たくさんの客車にコンデンサを付けると、スイッチを入れた時に、一気にコンデンサに向かって電流が流れるので、注意との話を聞いた。
以上
6. ROCOのオーストリア客車。
屋根を外すのは手で、ごじょごじょやって外した。 爪の位置はこんなところ。 LEDは亀屋で4本2千円で購入した。 20m級用。 切って短くはできる。
ROCOの1/100なのでこれで長さは足りる。台車に0.3mmのリン青銅線で集電子を付けた。 こちらは集電子の形をしっかりさせた。
配線はこのようにした。
伸縮式連結器の穴にコードを通したが、連結器の動きを妨げなかった。LEDは上向き
LED基板が薄くてふにゃふにゃなのでプラバンに接着した。
天井にはアルミテープを貼った。
以上
7. メルクリンのオーストリア客車。
メルクリンは屋根とボディーが一体構造。
天井にアルミテープを貼った。LED基板を付けるためにプラバンで台を作った。
車体中央部は透明プラバンで台を作った。LEDはROCOと同じ亀屋で購入したものをプラ板で補強して上向きに取り付けた。
配線は車体に配線用の真鍮板が取り付けられていたのでそれに半田付け 台車にはプリント基板と0.3mmのリン青銅線で集電子を作った。
配線はセンターピンの穴を通して上に持って行き、配線用の真鍮板に半田付けした。
センターピンは台車中央では無い。点灯テスト OK
以上