スティームトラクション

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upload 2010/4/25


これは何でしょう? という所から話が始まります。

スティームトラクションと言います。
蒸気エンジンと言うのは解ります。 でも蒸気自動車にすれば車輪がすごくて、特に後輪は物凄く大きくてタイヤの溝もあります。

それで、何に使っていたのでしょう?
と言う事です。

実にきれいにピカピカに磨いてあって、私はただ飾りに作っていたのかと思いましたが、そんな訳はありません。
ちゃんと目的があって作られ、使われていたのです。


 さて、話題は変わって
ザクセン保存鉄道です。

農家に置く小物として脱穀機を作りました。

いい加減な手書きの設計図です。
足周りに車輪がいるので、荷車を使いました。
本体はバルサで作っています。
上から麦などを入れると、脱穀されて、手前の口から麦が出てきます。そして、右側に麦わらが出てくると言う仕組み。
(いや、多分そうだと思うのですが、かなり調べました)
色は実物では黄色が多いようですが、見かけた中で気に入った赤系統にしました。
反対側にはプーリーやベルトが付いています。

そして、このプーリーに動力源からのベルトをかけて回転させて脱穀するのです。


そして動力源を調べているうちに

これなんです。
スティームトラクションがその動力源です。

フライホイールみたいな大きなプーリーにベルトをかけて脱穀機を回しています。
これは長い煙突です。
これは綺麗に塗られています。

だから一番最初の写真も、元々から綺麗に塗られていたのでしょう。
そりゃあ、相当の値段がしたはずですから。
勿論、こうやって脱穀機を引っ張ることもあるし、当然、畑を耕したりする鋤を引っ張ったり、畑仕事に使うためにこんな車輪をしていたのです。
もうちょっと時代が新しくなれば、トラクターです。
これなら解りやすいです。
と言う事で、蒸気エンジンのトラクターでした。

でも、日本でほとんど知られていません。 明治の終わりころに小岩井農場で購入した、との事ですが、一般にはほとんど使われていません。
日本では、牛、馬、人間の世界だったのでしょう。
究極の画像をば、蒸気機関車の音がしますよ。

http://www.youtube.com/watch?v=qOxGah1imrY

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