キハ82 先頭車のライト DCC用配線

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upload 2014/8

カトー、 キハ82(HO)の先頭車のライト関係の配線をDCC対応にします。
この改造をしないと、DCCでは前進後進関係なく全てのライトが点灯します。

この改造後にはアナログでは正常に動作しません(壊れないけれど)。

この改造は
鉄道模型、つかDCC関係? を参考にさせてもらっています。
完成写真です。
前進時はヘッドライトとヘッドサインが点灯。

後進時はテールライトとヘッドサインが点灯。

DCC運転でこのように点灯させる方法です。
デコーダー

カトーの DCCフレンドリー
電車型ヘッド/テールライト用デコーダー
FL12  約1400円

これを使用。
配線

基本的にDCC標準のコードの色分けをします。

赤と黒は線路から来る電源です。
白がヘッドライトで、そのペアが青になります。
黄色がテールライトで、そのペアを緑にしました(一般論では青ですが、区別するため)


白に対して青が+
黄色に対して緑が+
になります。
オリジナルのキハ82の先頭車の基板
オリジナルの先頭車の基板
上の写真ではテールライト用のLEDのみ見えているが、基板の反対側にヘッドライト用のLEDとヘッドサイン用の電球がある。

オリジナルの回路

線路からの電流は270Ωの抵抗を通ってヘッドライトとテールライトのLEDに行く。 この時両LEDの極性が異なるために、自己整流で前進、後進でヘッドとテールの点灯が変わる。

ヘッドサインは電球にして+-が変わっても常に点灯するようになっている。

スイッチは連結面でライト類が点灯しないようにするためにある。
基板の改造

赤矢印部分を電気が通らないようにカットする。




カットした基板

赤丸印部分
カッターやアクリルカッターなどでカットした。

まだ発光ダイオードの足はカットしていない。

DCC用の回路

ヘッドサインは電球からLEDに交換したために、複雑な回路になっている。
ヘッドサイン用LED 電球色
 MTOPT3Φ MT-LS320MC-S1 3.2V

テールとヘッドライトのLEDは片足(1本)だけで固定してある。

ヘッドライトのLEDは黄色だったので、上記と同じ電球色LEDに交換した。
注意
反対側の先頭車は、ヘッドライトとテールライトの配線を反対にする。
黄色みどりがヘッドライト、白青がテールライト。
ヘッドサイン用回路の全波整流用ブリッジ

プラスとマイナスの足を上向きに曲げて
そこに定電流ダイオード(CRD)とLEDを半田付けした。
LEDのマイナス側にCRDを付けているために、極性に注意。
これに電源用のコードを付けた。
ケースに入れたところ。

ブリッジが少し大きいためにケースを削ってある。

このケースの材質はとても硬い。
やすりがけしてもほとんど減らない。
ナイフで削った。

写真が無いが、この右側にヘッドライト用のLEDがつく。
絶縁のためにヘッドライト用のLEDの足に絶縁テープを巻いた。
ケースの後ろに穴を開けてDCC基板へのコードを通した。


DCC基板に青コード用の定電流ダイオードを付けてある(一番下に見える)。

これを付けないと一発でLEDが飛びます。
上面

ここで、工作順序として、DCC基板への配線は一番最後にやる方がコード処理がやり易い。

すなわちこの状態になったところでDCC基板にコードを繋ぐ。



車体の取り付け。

DCC基板は機械室の通路に隠れる。
これで完成ですが、メルクリンのCS2では、このデコーダーのアドレスは変更できなかった。

LokProgrammerでも、CV値を読みだし出来なかった。
CV値の書き込み、アドレスの変更、もエラーになった。

しかし、エラーになったもののアドレスは変わっていたので、LokProgrammerでアドレス変更はできた。

多分、CS2でもエラーは出るが変更可能かもしれない。試していないので、確信は無い。


以上