東野キハ10

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あまり自作しないのですが、小型車両の完成品が手が届く価格でなかったので自作しました。 
車体はレイルロードのエッチング素材キットを半田付けで組み上げました。
スローでスムーズな走行性を求めて、伝動装置をいくつかトライしました。
 条件としては
     フライホイールを付ける。
     全車輪からの集電。
     できるだけ大きなモーターを使用する。

upload 2005/11/11

完成写真、定尺ボードの上で撮影
色々なモーターやギヤを使って、伝導方式を試している。

大きなモーターを使えるギヤユニットが手に入らなかったので、小型モーターで我慢した。
だるま屋の単台車用動力装置にキドマイティーを使って、カトーの165系?のフライホイールを付けたもの。10.5mm車輪に交換している。
だるま屋の単台車用動力装置なので、台車+1軸になる。加悦鉄道か別府鉄道かにこんなのがあったと思うので、これでもかまわない。むしろ軸数が多いので集電では有利だ。

走りは結構良いが、残念ながらギヤ音がうるさいのと、台枠が狭いので交換した車軸が振れるためにあきらめて、普通の2軸にすることにした。
集電を良くするために、車体を重くする、ということで、低融点鉛で床板を作ることにした。(鉛は体に良くないのでお勧めできません).

ベニヤと角棒で型枠を作った。
低融点鉛は70度ぐらいで溶ける。

型枠に流し込む。
流した直後、この後少し縮む。
やすりで整形したが、やすりの目がすぐ詰まってしまった。
タップを切って軸受けを取り付ける。
全軸集電のために、りん青銅でフランジを抑える集電シューを取り付けた。
これがスプリングの役もして車輪を線路に押しつけ集電不良に対応する(はず)。
上側、ヘッドライト配線用のコンタクトをプリント基板で作って取り付けてある。
製作途中
黒く塗った床板。
ミクロライトのための基盤を天井に付けた。
塗装の下塗り。
完成した下回り。
キドマイティーに大きなフライホイールを付けた。
ギヤは福島のF−II 17:1
1軸のみ伝導。
エンジンは適当に作った。
完成、1軸伝導なので貨車1台程度しか牽けないが、走りはスムーズである。
でも、まだ、満足のゆく走りではない。

 やはり、キドマイティーと言えども、小さなモーターでは超低速はきびしい。トルクが欲しい。
これを走らせるレイアウトを考えたので、これを作ったのです。
 といよいよレイアウトに着工しなければ、ですね。
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