バイエルン・プラス鉄道

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upload 2022/01


バイエルン・プラス鉄道はHOゲージのレイアウトです。
2階建で、上がメルクリンHO、下が通常の2線式のHOゲージです。
バイエルン・プラス鉄道 

TMSレイアウトコンペ2019で滝部分が入賞
TMSレイアウトコンペ2020で全体が入賞
このレイアウトの記事は鉄道模型趣味誌(TMS)2021年1月号に掲載されています。

上: ドイツ、バイエルン地方の景色で、メルクリンHOを使用
下: 駅はドイツ風だが右の方は景色を変えられるので、プラス部分という意味でバイエルン・プラス鉄道と命名。 下の線路は普通の2線式HO。



線路配置図。 上のメルクリンは以前の黒い森レイアウトと線路配置も情景もほとんど同じ。
下はかなりの部分がトンネルに隠れる。

上のメルクリン部から説明。
メルクリンは全てディジタル制御です。


駅のホームです。



駅の端には給炭や給水の設備があります。 湯気を吐いています。 画像のトリックではありません。 こういう煙が吐けるようにしてあります。



ホームの反対側が駅の正面です。 少し広場があって橋があります。



駅の横に三輪トラックが来ました。 右の建物はワイン酒場。 奥にはバイエルンの黒い森が見える。



ワイン酒場。  ブドウ畑とワインを飲むレストランと、飲んでいる人。



牧場の牛は頭を振る。 鍛冶屋では赤くコークスが燃えている、赤くなったり暗くなったり。 右端は黒い森によくある形の農家



湖の水門。  まるまる手作り。 左の橋も手作りで、どちらもデザインはかなり考えた。



 湖の横を行くガラス電車。 サウンド付き。 波を立てたモーターボートがアクセントになる。



湖の横にはお城がある。 リンダーホーフ城です。



本物を知らない人のために、リンダーホーブ城です。 広角レンズで撮影しているようで手前の池がとても大きく写っていますが、私の作った池の方が実際のサイズに近いかも。
金色の像も似せています。




城の前にはルードビッヒ2世が居る。 彼が作った3つの城の一つだからです。
ちなみに、このレイアウトの湖から城を見た感じは、同じく彼のキムゼー城に似せた配置にしてあります。 こういうお遊び感覚も取り入れています。




レストラン。 ここは駅になっていて、自動運転では必ず停車する。
段々速度を落として停車して、車内放送が聞こえて、しばらくするとエンジン音が大きくなり警笛を鳴らして発車する。 こういうプログラムです。 良い感じですよ。



気動車に繋がれた一輪車には自転車やカバンが積まれている。
一輪車のヘッドライトやテールライトも自由にON,OFFできる。
メルクリン自慢のディジタル制御。 もちろんサウンド付きです。



駅を出てすぐに大きな石橋を渡る。 石橋はクラフト用紙から作った。
先には滝がある。



湖から出た川が滝になっている。 滝を覗く人達がいる。
滝部分は手が届きにくくて工作的にかなり苦戦をした。



ここからはレイアウトの下、2線式の部分


駅、 駅が大きな場所を占めている。 駅はバーデンバーデンの模型なのだけれど、駅名を書いておくと、ドイツになってしまうので、この後でホームの駅名は白塗りにした。 



駅のホームには動く人が居るが、動力のモーター軸がプラスティックなので壊れた。 これを大改造するなど、ギミックがあるとその部分の補修など手がかかるが、人が動くと面白い。



東ドイツの編成が走っている後ろには、旧東ドイツの首都、ドレスデンの旧宮廷教会が見え、さらにツヴィンガー宮殿のタマネギ型の屋根も見える。

ドイツの景色です。  しかし、この教会部分は自由に変えることが出来て他の国の景色にもなる。



遊園地を置いてフランスの客車を走らせればフランス。
遊園地の遊具は回っている。 バスも走っている、ファーラーのカーシステムだ。



サッカーグラウンドを作って遊園地と交換、これはイギリスです。 選手はサンガ京都。




レイアウト横にイギリスの家を並べて、イギリスの編成を走らせればこれもイギリスだ。



風車や跳ね上げ橋を作って置けば、オランダだ。
もちろん走っているのはオランダの電車。

こういうプチ情景を作るのは楽しい。  もちろん風車は回転する。 跳ね上げ橋も手動ですが上下させられる。



建物を置かずに樹木を増やして、トナカイを置けばノルウエイです。
ノルウエイの電気機関車も客車も持っているのです。 この機関車のウエザリングはプロが行った限定品で、ヤフオクでゲット。

日本にあるレイアウトでノルウエイの景色は見たことが無い、珍しいと思うんだけれど、
ベルゲン急行やフロム鉄道などの名前は知っていると思うけれど、そういう北欧を意識して走らせている。



こちらはスイス。 スイス型は好きなので何編成もある。 右端はゴールデンパス。



教会の形がスイスです。



窓が屋根まであるので室内がよく見える。  自分で室内灯を付けた。



これはドイツの古い景色。 自転車に乗った家族が居る、ちらっとしか見えないが自転車の後ろの旗が立っている箱には子供が乗っている。 ドイツの普通の自転車。



その頃、上のメルクリンの駅では戦車部隊が出てきて、軍備拡張です。 戦車のウエザリングは面白い。




一方こちらは平和な世界。 オーベンドルフ教会(きよしこの夜教会)の前でサンタさんがプレゼントを渡している。  ここはオーストリア。
後ろの機関車に描かれている絵はこの教会です。 ザルツブルグ近郊にある有名な教会です。 これを見て行ったことがあると言った友人がいた。



そして、もちろん日本の景色にも変身する。
神社は正月の装いをしている。  そこに信楽鉄道の気動車が走ってきた。



滝の横を走る165系。 良い感じだけれど、ここまでカメラを突っ込むのは大変。



トワイライトエクスプレスも来ました。


阪急電車です。
もうこのレイアウトは何でもありです。



最後のこれはフランスの景色ですけれど、家の前にいる何台かの自転車は動いているのです。 それもペダルをこいで。 見た人はびっくり。

そこにフランスのルノーの気動車がタイフォンを馴らして通過。


このように、バイエルンを中心としていますが、色々な情景に変身出来て、それぞれの国の車両を走らせたりしています。

レイアウトとは、仮想の世界の情景ですから、あまり現実にとらわれない方が楽しいと思います。

そして、まだまだ変身して行くのです。



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