天賞堂プラC55の改造

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upload 2006/9/15

 天賞堂製のプラスティックのC55を改造しました。
と言っても、普通の人がするように精密になるように改造するのではなくて、スムーズランニングと急カーブでも走るようにするための改造です。





1.モーターをコアレスモーターに交換する。
 スローの動きを、もっとスローに、そしてスムーズにと狙って、コアレスモーターに交換しました。
分解したところ

汚らしく見えるでしょう。
すでにウエザリングしてあります。
奥がオリジナルのモーターです。
これを手前のコアレスモーターに交換します。

もちろんこのモーターが載るかすごく考えましたが、何とか載ると判断し実行に移しました。
オリジナルモーターが載っている状態です。

そして、コアレスを載せるために、矢印の部分のブロックを削る必要があります。
削った後、コアレスを載せた状態です。
ぴったり収まりました。
ダイキャストブロックを削っているところです。

ドレメルで削りました。
上のカバーも同じように削ります。

そして、他にも少しだけ当たるところがあったので削りました。

削り終わった状態です。
モーターを入れて上のカバーをつけたところ。
モーターの後ろの部分。

配線がショートしないように薄いプラ板でブロックをカバーしました。
白く見えています。

さあ、これでトルクが増えてスムーズになるはず。

 たしかにいくらかスムーズになりました。でもまだスローでギクシャクします。
これはロッドの調整が良くないようで、これも直したいと思います。

 でも、どうやったらよいのか分かりません。うっかり触るとロッドがロックしてしまいそうで怖いのです。 専門誌の蒸気機関車製作記事では、ロッドを調整して調子が良くなりましたとは書いてあるのですが、具体的にどうやって調整したらよいのか案外書いていないのです。ホームページでも調整法が見当たりません。

 もう少し様子を見てから触ります。

次に、我が家の狭いレイアウトや定尺ボードで走らせるためにはR356を通過させなければなりません。オリジナルのままでかろうじてこの急カーブを通過するのですが、時々脱線するしカーブポイントでは、特に厳しいのです、

そこで
2. 急カーブ対策

写真にはありませんが、まず、先輪の横動きが大きくなるように、あたる部分を少し削りました。


次に従輪です。
従輪抑えバネが台枠についています。

これを切り取って従台車の上に引っ付けます。

昔のやり方です。
従台車の上にばねをつけイコライザーも従台車に付けた。

アラルダイトで接着しました。


この工作はパーツを切り離すので、失敗したら元も子もなくなります。そこで結構勇気が要りました。

そして実際の機関車の構造とは違った簡易的な構造になるので、精密度からは後退です。
R356を通過している状態。

これで従台車が横に振れるようになったけれど、そのために従輪が台枠に当たるために、台枠も削りました。

カーブポイント通過の様子。

以上の工作でR356、カーブポイントともに通過可能になりました。
ただし、フランジの規格からフライッシュマンのヨーロッパ規格のポイントでは脱線することもあります。それについてはポイントを少し改造しました。


かくして私のレイアウトや定尺ボードでC55を快適に運転できるようになりました。
ただ急カーブでは抵抗で速度が落ちるのはやむを得ませんが、コアレスモーターのおかげでそれも少しましかなと思っています。

改造はかなりのリスクがあります。
 それでも改造自体が面白いので、やっているのかもしれません。

この後、ESUのLokSoundを載せました。サウンドDCCです。
ドラフト音を出しながら走ります。

 動画はここ 「私のC55」  音量を上げてみてください。 迫力が出ます。


終わり

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