ボンネットバスが大人気

 

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Ver.2 upload 2006/8/17


2006国際鉄道模型コンベンションにHNモジュールを展示しました。

初めての出展で、戸惑うことも多かったけれど、面白かった。


駅のモジュールと農家のモジュールと踏み切りモジュールの3台をつなげて出展。
個人展示ブースだが、モジュールを縦に並べて、観客に中まで入って近くで見てもらえるようにした。

モジュールクラブに書いたように、これにカバーをつけて会場に搬入、組み立てた。
予定通りスムーズに組みあがって、翌日の会場を待つだけ。

展示する以上、見せ場を作らなくてはと、ボンネットバスを走らせた。

バスがバス停で止まり、走り出すと踏み切りで一旦停止して、線路を横切り、急カーブを曲がって駅の裏を通りまた急カーブを曲がって、、、、

これは受けたな。

そして、来る人も来る人も不思議そうにモジュールの下を覗き込む


特に駅の向こうは道路だけ張り出しているので不思議に見えるのだろう。

どうして走るのかという質問の嵐である。

モジュールクラブに詳しく書いてあるのだけれど、見ている人はそんなにいるわけが無い。何より文で見るより本物を見るとびっくりするのだ。

作ったのは私であるが、お手伝いをしてくれた2人いやそれ以上いたかな、は私よりも上手にファーラーのカーシステムを説明できるようになって、まるでファーラーの回し者みたい。


ただいまボンネットバスは充電中。スペアに持ってきた緑のバスもフル稼働。

実は子供がすごく興味を持って、遠くからでも飛んでくる。

モジュールの高さが子供の顔に近いので顔を引っ付けて見ている。ところが皆が皆、野球帽を被っているのでその庇が、車や建物に当たりそうで気が気ではない。会場に入ったら帽子を後ろ向きにかぶせてよ。

それからモジュールを持ったり、けったり危なくて仕方が無い。
子供なりに注意はしているようだが夢中になってしまうのだ。

冷や冷やすることもあるが、目を輝かせて真剣に見ている子供の目には惹かれる。すばらしく良い目をしている。きらきら輝いている。
 これで一生鉄道模型の世界にどっぷりとつかり込むかもしれない。知らないよ!

大きなレイアウトは近づけないように遠くに柵をしているが、、ここは狭いのすぐ近くまで寄れる。
その分近くで景色を見てもらえるのであるが、バスばかりに興味が集中し、納得してモジュールをあまり見ないで行ってしまう人が多い。

モジュールを見てもらうつもりで出展しているのにバスばかり。

そこで、翌日から「モジュールも見てね」とビラを出したが、状況はあまり変わらず。

人が寄ってきてくれてうれしいのだけれど、というところ。
これは贅沢な悩みかな?



今度はDCCで機関車から音を出している。
音を追いかけて中に入ってきている感もあるが、会場がやかましくて蒸気機関車の音も聞こえずらい。

でも、実は結構景色も見てくれています。


そして、こうして詳しく見てくれる人もたくさんいて、見れば見るほど感心されています。

そうそう、夫婦連れで奥さんが、「これを見せていただいて主人の趣味も理解できました」とおっしゃっていた方もおられました。

じっくりと農家や田植えを見て「いいものを見せていただいて」とお礼を言って帰られた方も何人かいました。

こういう言葉をかけられると、作った本人はうれしさで舞い上がりそうになります。


実はこのモジュールを出展したのは、この規格でモジュールを作って作って皆が持ち寄れば、面白い運転が出来るし、家でも走らせられるよ。
それに景色を作るのは面白いよということをアピールしたかったからです。

ところが、モジュールを3つつないだままなので、一つ一つがこの程度の大きさということが理解されていないようです。
それに、こんな規格を考えたということをパネルに書いておいたのですが、ちらっと見る人はあってもあまり詳しくは見ていないようです。

ですから、どこかでモジュールを分解したりすることもすればよかった、とか、ホームページアドレスをたくさん刷っておいて、持って帰ってもらって製作記録を見てもらうとかすればよかった等々色々な事が悔やまれます。


それから、HOで小型車両を運転する。景色の中で運転する。目の高さで運転する。
これがすばらしい、と、このホームページでも力説しているのだけれど、見るだけではなくて、いくらか時間をかけてじっくりと運転しないと言葉では理解できません。

 実はこのモジュールの良さをわかってくれたのは、3日間運転してくれた仲間だと思います。
HOでわずか2mほどですがゆっくり走るので結構ゆったり運転できます。これだけでも楽しいじゃんということも言っていました。

そしてHOという大きさを目の前で見る、遠くで見るのとは違って椅子に座って、目の高さに近い距離から見る。すると駅からスローで走り出す感じや、バルブギヤの滑らかな動きがじっくりと目に入る。これがすばらしいんだな。

スローなのでいつまでも近くにいるし、モジュールも小さいので遠くに行かない。今流行のスローライフを楽しむってやつだな。

 そうすると自然に一番スムーズに走る列車を選んで走らせるようになる。
最後に走っていたのはフライッシュマンの3軸の蒸気機関車である。

今回走りのスムーズなものばかり持っていったのであるが中でもこれが一番スムーズなので自然と最後にこれが残ったという状況でした。やはり長く運転していると僅かな性能の差でも分かるのです。
やはりスムーズに走るというのは気持ちが良いのです。

こういうことが周りから見ていると分かりにくいのです。
しゃがんで見てくださいと言っても、少しかがむくらいで、それではまだまだ高すぎるのです。そこで椅子を置いたけれど邪魔になって取り払ってしまいました。ごめんなさい。

結局運転台に座って、30分ぐらい運転してもらわないと、今言ったようなことがなかなか分かってもらえるのではないかと、思いました。

 その意味からもせめてクリニックに参加していただいた人だけでも、座ってじっくり運転してもらったら良かったかなと反省しています。

そうすれば、こんなモジュールを作ってみようかと強く思ってもらえたかもしれません。


 ということで、今年のJAMは終わりました。

見に来てくださった方、クリニックに来てくれた方、手伝ってくださった方、それから3日間がんばって走ってくれたバスさんに感謝します。

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