北近畿タンゴ鉄道
あかまつ号、あおまつ号
upload 2013/7/
注: この記事を描いた時と2014年11月では運行形態が変わっています。 行かれる時には調べて下さい。
それに、レストラン列車 「丹後くろまつ号」もできました(最後に写真を追加しました)。
京都府の北部、天橋立のある丹後半島付近を走る鉄道。
2013年4月に、水戸岡鋭冶氏のデザインした、丹後あかまつ号、丹後あおまつ号が走り出しました。
パンフレットです。
「丹後あかまつ号」と「丹後あおまつ号」があります。
その路線図は
「丹後あかまつ号」は西舞鶴と豊岡間、「丹後あおまつ号」は福知山と西舞鶴間を走っていますが、偶数日は「丹後あかまつ号」のみ運転、奇数日は「丹後あおまつ号」のみ運転という運転形態です。
そして、乗車には乗車整理券(300円)が要るとの事。*座席指定ではありません。
そこでインターネットで予約できるので、ホームページを開くと、すばらしい車両の写真などが載っています。
車両のコンセプトでは、日本海沿いを走る「丹後あかまつ号」、大江山山中を走る「丹後あおまつ号」と書いて、車内のイラストが載っています。
素晴らしい、是非乗ってみようと、丹後あおまつ2号を予約して西舞鶴から福知山まで予約しようと試みました。
すると、予約の所には「あかまつのご予約」はあるのですが、「あおまつのご予約」がありません。
その上、このページが出来て間もないためか全然予約できませんでした。多分ソフトのバグでしょう。
と言う事で電話で確かめたのですが、私の思っていた運転形態と違って、話を聞いてへぇーそうなんだということが解りました。
実は、私は「丹後あかまつ号」は赤い「あかまつ車両」で編成され、「丹後あおまつ号」は青い「あおまつ車両」で編成されているとばかり思っていました。 「車両」と「号」の区別に注意!
ところが、パンフレットの写真の様に、「あかまつ車両」と「あおまつ車両」が繋がった2両編成で、偶数日には「丹後あかまつ号」となり、奇数日には「丹後あおまつ号」となるのです。 すなわち車両は一編成だけです。
ですから、どちらに乗っても、「あかまつ車両」と「あおまつ車両」に乗れるのです。
そして、「あかまつ車両」は前述の乗車整理券が必要ですが、「あおまつ車両」は乗車整理券が不要です。 いわゆる普通の車両としての運行です。
これで感が狂ってしまったのです。「丹後あかまつ号」に乗ろうが、「丹後あおまつ号」に乗ろうが、「あおまつ車両」に乗るのには乗車整理券が不要なので、インターネットでの予約の項目が無いのです。
ですから、これらの列車は列車全体が特別な運行と言う訳では無くて、一般の人も乗れる、「普通」の列車としての運行になります。 ただし、車内放送で観光案内をしたり、由良川の鉄橋をゆっくり走ったり、景色の良い海岸では停車して、景色を堪能する等のサービスはあります。
と言う事を理解して行かれると良いでしょう。
西舞鶴駅で発車を待つ「丹後あおまつ号」、車体が赤いけれど、あおまつ号で。このあかい車体の「あかまつ車両」に乗るのに、300円を払って乗車。 すいていたのでその場で写真に写っている女性のアテンダントの方から購入しました。
車両に乗り込むと、一見して、「しんぺい」や「はやとの風」に似た雰囲気。 さすがに水戸岡鋭冶氏のデザインです。
右手には、コーヒーや土産物を売るコーナーもあります。
座席は色々な形があり、自由に何処にでも座れます。
ソファや本箱もある。
トイレだってこんな感じ。
一方こちらは「あおまつ車両」
車内のデザインは「あかまつ車両」と同様に綺麗に出来ていて、売店もあります。
ただ、こちらは乗車整理券が不要なために、地元の足としての車両になるので、雰囲気が違います。
あおまつ車両のトイレの前、やはり綺麗なデザインだ。
「あかまつ車両」の整理券を買えば、赤から青への移動は自由ですが、整理券の無い方は青から赤へは行けません。 ということで、「あかまつ車両」の整理券を買う事をお勧めします。
列車が走りだして、ベルギーワッフルとコーヒーを注文。 アテンダントさんの愛想がとても良い。これだけで、300円は取り戻せています。 おっと、あおまつ車両にもアテンダントさんは居ますがね。
由良川の長い鉄橋をゆっくり走ります。 あの船がたくさん置いてある辺りから、この鉄橋の写真を撮った事があります。
そして、丹後由良の海岸が見えてきました。
ここを過ぎたあたりで列車は停止して、車窓から日本海をゆっくり眺めさせてもらえます。
天気予報は雨だったのに、好天気で、海がこんなに綺麗に見えるのは久しぶりとアテンダントさんが言うほど綺麗。 船が見えます。
その後、天橋立を遠くに眺めながら宮津に到着、そして今度は鬼の伝説で名高い大江山山中を通って福知山に向かいます。
途中の駅で、タンゴエクスプレスと列車交換。
大江山を左手に見て(後なので)、線路横のとんがった木は「ととろの木」と呼ばれているとか。
そして、
私は福知山の手前で列車を降りて、ここで他の列車の撮影を楽しみました。
「丹後あおまつ号」の「あかまつ車両」バイバーイ。
そして、この列車が福知山で折り返して
「丹後あおまつ1号」として来たところを撮影。
みなさん、是非乗りに行って下さい。
あかまつ車両のアテンダントさんと、あおまつ車両のアテンダントさんと。
2014年追加
レストラン列車 くろまつ も出来たぞ〜
中で食事。 気分は最高!!!