2017年9月23日(土)から |
京都レトロ散歩 |
まだ、夏の暑い頃のことです。
ある店でこんな本を買いました。
京都のレトロな建物を巡って散歩する本です。
簡単な地図に建物の画が描いてあって、カメラを持って建物を写しながら散策するのにちょうど良い。
買ったところに、この本の著者の方(ナカムラユキさん)が来られて、女の方ですが、サインして下さいました・
おしゃれなサイン。
疎水近辺
さて、カメラを持って散策開始。
まずは、
出町柳から叡山電鉄で一駅乗って下車。 なんとか田中から山手に向かって歩き出します。
疎水に沿って歩いていると
こんな車を見かけたりして。 どんな人が乗っているのかな? きっとワインが好きなんだろうな。
やがて見えてきたのが、駒井家住宅。
洋風な建物です。 今日は開館日では無かったので中は見られませんでしたが、本によると中も瀟洒な作りで素晴らしいそうだ。
この建物は、ヴォーリースさんですね。
「ここは何処」の問題に出したヴォーリスさん。
この方が設計したんですよ。
これから歩く先の所々にこの人が建てた家があります。
本の地図はこんな感じです
簡単なスケッチ。
今、右上の隅に居ます。
そこから、少し南に下がって、京都大学の東アジア人文情報学研究センターという長ったらしい名前の建物(これでも半分省略している)に向かいます。
疎水に沿って歩くと犬が散歩していました。 いや、犬の散歩をしている人が居ました。
わんこをかまったりしながら、そこから家並みを歩くと。
これが、先ほどの長ったらしい名前の建物です。 これは裏です。
スペインの僧院を模しているとか。
ここは入れない。外から見るだけ。 建物の写真を撮っているので外からで充分。
ここから、西に向かって細い路地を下って行くと
こんな車がありました。
フィアット パンダですね。 かわいらしい大きさなので一時は気になって居た車です。 まだあるんだ、このオーナーもかなりの車好きですね。
そして、次は、突き当たりに見える森の奥にある、京都大学構内に入ります。
京大近辺
京都大学の構内で向かったのは、農学部演習林事務所。
この建物がレトロなのです。 昭和6年にバンガロー風の建築として建てられました。
こういうベランダがバンガロー風だとか。
このすぐそばには
湯川記念館とありました。 こういう所からノーベル賞が出ているのですね。
さすが京都大学
出口に向かってゆくと
宇宙物理学などの教室があります。
先日来、高齢者の学校でここの先生から宇宙を習っていて、ブラックホールの話もここに載せましたが、その先生に、この教室ですかと尋ねたら、そうですとのこと。 何時もはここで研究されているんだ。
ちなみに、花山天文台に行ったのもこの先生に勧められたから。
さて、京大を出て今出川通りを西に向かうと
進々堂がありました。 この建物も古めかしい。 レトロ散歩おすすめの店です。
パン屋さんですが、横が喫茶。
早速、喫茶に入るとかなり広くて、机が大きい。 そこに背もたれ無しの長椅子が置いてあって、昔の食堂みたい。 木の机と言い木の長いすと言い雰囲気が良い。 相席ではあるが机が大きいのでかなり離れている。
さすが、京大の横。 学生らしき人は英語の論文を読んでいるし、教官らしき人はパソコンと大きな本を持ち込んでいる。 そして静か。
写真を撮ったら店員に止められた。 もう写しちゃったんだけれど、ここには載せられない。
ここのパン売り場が隣にあったのだけれど、店員がいない。 喫茶に戻ってパン売り場の店員を呼んで貰ってしばらく待って店員が来た。
のんびりした話だ。
進々堂から百万遍の交差点を南に折れ京大の横を通り少し下った東一条通りを右折、西に向かうと、京大YMCA地塩寮があります。
この建物もヴォーリーズが建てたものです。
元々教会で今は学生寮でしょうか。
横から見ると煙突にヴォーリーズらしさが。
さてここで東に向かって京都大学の正門に向かいます。
京大の正門は見たことがありませんでした。 縁がないもので、、
これで納得。 昼食に向かいます。 京大学友会館食堂です。
京大の中を抜けて吉田寮の横を通って行ける思ったのですが、構内で道が突き当たってしまって、一旦東山通りに出てから近衛通りを東に曲がり見つけました。
道に面していて、大学の中からは入れないようです。納得。
学食かと思ったら大間違い、立派なレストランです。
フランス料理 2000円とか書いてある。
これは少し困る、
そしてよく見ると、ランチ850円、 大喜びで中に入ったのでした。
玄関を入ると、さすが旧帝大。
素晴らしい雰囲気の、この階段は上がらずに左に曲がると
食堂が見えました。 上のランプも良い。
中はこんな感じ。 人が居ない時を狙って撮ったのですが、客層は学生では無くもっと年寄り。 昼なので奥さん連やいろいろな人たち。 でも、一般のレストランとは少し雰囲気が違う。 ここを知っている人しか来ないのだろうから。
850円のランチに、ビールと言ってしまいました。
おいしいです。 お勧めです。 わざわざここに来た甲斐がありました。
そして壁際には
ビルマの竪琴です。 ミャンマーですね。 何故ここにあるのか知りませんが、ヤンゴンで見た覚えがあるので懐かしい感じがする。
これはヤンゴンのホテルで撮った写真です。 伝統芸能になるのでしょうか、ホテルのロビーで弾いていました。
祇園界隈
バスで八坂神社前まで、
ここから歩いて
祇園を通っています。 ここも色々写真になりますが本通りは人がいっぱいで、観光客を写すようなもの。 路地はこんな感じで良いですよ。
この日は海外の有名人が来ていたようで、特に人が多く、それも動かない。祖有名人が出てくるのを待っていたようです。 名前は忘れたが時計の宣伝に来たということらしい。
こんなポスターを見つけました。
中尾歓都己 写真展とあります。
これが喫茶店。 この中で写真展があって無料とのこと。
レトロ散歩とはズレますが、こういう所を見つけるのも、散歩の楽しみ。
舞妓さんの写真がたくさん。
ここは写しても良いとのことで、パチリ。
舞妓さんの名前が入った団扇がたくさん。
店はお菓子屋さんで、2階が喫茶になっているとのこと。
時間があればお茶でもですが、今日の所はお菓子でも買って帰ろう、結局無料の展示といっても、何か買わないとと思いますよね。
ということで、この日はお土産を買って帰宅。
品の良い味でした。
四条河原町界隈
レトロ散歩は日を改めて再出発
京阪四条じゃなかった、今は祇園四条の駅の所から出発。
レストラン菊水があるところです。
レストラン菊水のビル。 なかなかレトロ。 一階が喫茶で、昔入った事がある。
鴨川の反対側には東華菜館。
ヴォーリーズの建物だ、初めは西洋料理屋だったそうだが、今は北京料理。
中も立派な建物で、中学の同窓会をここでやって高級な中華料理を食べたことがある。
すこし西に歩いて、高瀬川を越えると
フランソワ喫茶店がある。
中がよく分からないが入ることに、
クラシックな作りで、少し薄暗いかも。
壁にこんな絵が飾ってあった。 本物はアムステルダムじゃなかった、神戸で見たことがある。
モナリザもあった。 もちろん本物はルーブル。
でも、この喫茶店にはこんな画がよく似合う。
そこで、
この下の花瓶の横で、我が愛機の写真を撮る。
店が混み合ってきて、席を窓際の狭い場所に移された。
でも、そこが良かったのだ。
こんな、ステンドグラスのすぐ横。
ランプもこんな感じ。
なかなか落ち着いた席でした。
ということで、このドアを開けて外に出る。
次は喫茶ソワレだ。
外観がレトロというか、見るに値すると言うことで来た。
なかなか良さそうに見えるが、右に手が見えているのに注目。 スマホで写真を撮っているんだ。
実は、先ほどのフランソワより先に来たのだが
こんなに、並んでいる。 それも若い子ばかり。
有名になりすぎているのだろう。 そういう店には入りたくない、とフランソワに行ったのでした。
ソワレの横の道を河原町通りに向かって路地を歩くと
築地があります。
この建物を見ていたら若い人がすっと入ってゆく。
骨董店かと思える店なので、続いて入ってゆくと、中にも小さなドアがあって、突然店の真ん中近くに入り込んでしまった。
そして、間髪を入れずに「いらっしゃいませ」の声。
見たら喫茶店なのですが、タイミング的に出られなくなった。
というのも、フランソワでコーヒーを飲んできたところなので、立て続けにお茶を飲みたくない。 骨董店だと思って入ったのに、、、
もう一杯コーヒーをと覚悟を決めて階段を上がり2階の席に行く。
良い感じの階段でしょう?
犬がラッパを覗いているビクターの蓄音機がある。
いや、犬だけ置いて他のメーカーの蓄音機かな??
少し暗めだが、良い雰囲気の店内。 落ち着く。
いろいろなものが置いてある。
またまたカメラの写真を撮ったりして。 今度は紅茶にしたのだった。
以上で今回の散策は終わり。
鴨川の鴨を見ながら帰りました。
本には他にもいろいろな建物散策が載っているので続きはいつか歩こう。
おわり
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