ESU LokProgrammerで何ができるのか
本文へジャンプ upload 2010/11/11 

 

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ESU LokProgrammer 

この説明はLokProgrammer V3.0のものです。V4.0では画面や音の編集が全く変わりました。
1 はじめに
 LokProgrammerは ESU社のDCCデコーダーのためのCV値やサウンドデータを編集するコンピュータプログラムと、コンピュータとデコーダー(機関車)つなぐインターフェイスから成り立っています。 価格は2万円たらずです。






2 用語   ここでつかう用語です。

サウンドプロジェクト:音やCV値などが入ったファイル。ESUのホームページに色々な機関車のサウンドファイルがあり、ダウンロードできる。その時CV値は工場出荷の状態の値が入っている(CV1機関車番号は03)。

サウンドフラグメント:音の最低限の単位のデータ。サウンドプロジェクトはこの組み合わせで成り立っている。  xxxx.wav の形式である。



3 機能概容

機関車に積み込むLokSoundデコーダーにはCV値と音のファイルが入っている。


 LokProgrammerを理解するには、やはりCV値についてある程度の理解が必要です。できればESUのLokSoundデコーダーのCV値は知っている方が良いです。

LokProgrammerでは基本的にCV値関係とサウンド編集部分に分かれている。

CV値は機関車からLokProgrammerに読み込んだり、この逆に機関車に書きだしたりできる。LokProgrammerでCV値を変更することは容易にできる。

音に関しては機関車から読み出すことはできない。すなわち機関車に入っている音は編集できない。

CV値で音自体は変更できないが、音量や動輪の回転とドラフト音などの協調はCV値で行える。

機関車に音を入れるためには、ESUのホームページから音のファイル(サウンドプロジェクト)をダウンロードしたものが主で、ほかに自分で録音した音などもファイルフォーマットを他のソフトでxxxx.wavに揃えれば使う事が出来る。
なお、LokProgrammerでは、録音した音などをxxxx.wavにフォーマット変換はできない。

ダウンロードした音は、LokProgrammerでそのまま機関車に入れられる。

この時に、汽笛の音を大きくしたり、不要な音を消したり編集することができる。

また、さらに他の機関車のサウンドプロジェクトからの音を足したりして自分好みに編集して機関車に入れられる。これらのサウンドプロジェクトはハードディスクにセーブできるので、何度でも編集し直したり機関車に入れ直したりできる。

ただし、機関車へは上書きになるので、元の音は消えてしまうので要注意。

蒸気機関車の音が入ったデコーダーにジーゼルカーなどの音も入れられる。



4 走行テスト

 Vertual Fuhrestand の Decoder test(簡易運転台)の機能で行なう。

プログラムレール上に機関車を置き、音を聞いたりライト類のテストや走らせることができる。ただし。電源容量が小さいので電流を食う機関車は無理。

また、バック運転ができない。

 これはあくまでもデコーダーに入っているデータ(CV値、音)のテストなので、サウンドを色々編集している時に、その音を聞こうと思っても聞けない。機関車にサウンドプロジェクトを送った後にしか聞けない。

5 サウンドフラグメン
 編集時にサウンドフラグメントの音を聞く事が出来る。
 例えばシューという音とか、汽笛の音などの部分的な音。

編集はこのサウンドフラグメントの音を聞きながら、停止時に必要な音とか、加速時の音などの箱に、サウンドフラグメントを入れてゆく形で行う。

また、ファンクションボタンで鳴らす音も自分で設定できる。車掌の笛を入れたり、何番のファンクションを押せば汽笛が鳴るかの設定も出来る。

時々勝手に鳴る音(ランダムサウンド)、例えばコンプレッサーの音や、石炭スコップの音などもランダムに設定できる。

 しかし前述のように編集し終わった時に全体の音を聞くのは、デコーダーに転送した後にデコーダーから鳴る音(すなわち、走行テスト)でしか聞くことはできない。
 

6 編集の具体的な方法
 基本的にサウンドフラグメントを必要な部分(停止、加速、走行中などの箱)にマウスでドラッグアンド
ドロップする方法で行う。
 消すのは、マウスでクリック後キーボードのDeleteキーで消す。
詳細は、他の方のホームページを参照して下さい。LokProgrammerで検索して下さい。
(とても、簡単に説明できないし、私もまだ良く分かっていないので)。

基本的な操作は、分かればそう難しくないですが、どこにどんな音を入れればよいのか、本物の音の仕組みを知らないと難しいです。
例えばコンプレッサーの音とか送風機の音など、いつ鳴らせばよいのかなど。

でも、やっているととても面白い事も確かです。
オーケストラの指揮者のようかも知れません。


7 簡単には
 前述のようにESUのホームページから気に入った音(サウンドプロジェクト)をダウンロードする。
 それをデコーダーに書き込む。
 ただし、CV値も初期値にリセットされてしまうので、サウンドプロジェクトをデコーダーに書きこむ前に、機関車からCV値を読み出せば、サウンドプロジェクトにそのCV値が入るので、その後デコーダーにサウンドプロジェクトを書きこめば、元のCV値が維持される。

走らせて気に入らなければ、CV値で調整する。
蒸気機関車の動輪の回転とシュッシュのドラフト音を協調させるのは、CV値で行います。

 それでも気に入らなければ、違う機関車の音をダウンロードする。


8 おわりに
何ができて、何ができないのか分からないと買うべきかどうか判断できないと思いますので、取りあえず書いてみました。

自分好みの音の機関車が出来る。これは魅力的です。

蒸気機関車から、ドーレミファソラシドー のインバーターの音が、 ハッハッハ

 取りあえず以上