メルクリン 運転室画面での運転

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upload2020/03

メルクリン CS2を使った蒸気機関車の運転室画面で運転してみました。

mfxデコーダーを積んだ機関車が要ります。

1. CS2での蒸気機関車運転         
2. CS3での蒸気機関車運転         
3.CS3での電気機関車やディーゼルの運転


1. メルクリンCS2と mfxの機関車でこんなことが


メルクリンのセントラルステーション2(CS2)です。
この両方のつまみを使います。



右のBR64で運転します。 スパナマークからprofessionalを選ぶと、この画面のようにスパナの横に沢山のアイコンがでます。 窓の絵のアイコンを選ぶと



全体が運転室の画面になります。


説明のために、名前を入れてみました。 
蒸気機関車を走らせる原理を知らないと運転できません。

原理
水を石炭で焚いて蒸気圧を上げてスロットルを開けて走る。

では、運転しましょう
といっても、ここで運転法を説明する訳ではありません。 詳しく知りたい方は「風のおにるね」さんのホームページを見て下さい。 私もそこで覚えました。 有り難う御座いました。


始めに蒸気バルブをクリック(指でもスタイラスでも良いが、スタイラスがやりやすい)
水はいくらか入っているので、火室をクリックして石炭を燃やします。
この画面はすでに火が付いて、ボイラー圧力も少し上がっています。

ボイラー圧力を赤のレッドゾーン手前まで上げます。  投炭のままで待ちます。

すると、火が強くなってきて

火室の火が明るくなってきているのが分かるでしょうか?
そして、ボイラー圧も上がっている。

これで、発車できる。


機関車が後ろ向きだったので、右の逆転器をスタイラスでくるくる回して、バックにして、

右つまみでブレーキを緩めて
左つまみでスロットを開ける(画面の真ん中のレバー)
これらはスタイラスでもできる。

これで、機関車はゆっくりシュッシュッという音を立てながら走り出しました。

ボイラ圧が限界なので、投炭を止めました。


おお、思わず嬉しくなる。

スロットルを開けたままだと、速度が速くなりすぎるので、左手でスロットルを閉めると、ドラフト音が消えて、絶気運転の音になる。 そして段々速度が下がるのでまたスロットルを上げる。 これは面白い。


機関車ばかり見ていられない。 水レベルを見ると低くなっている。 水が少ないと沸騰してきてボイラ圧が上がりすぎる。

そこで、給水バルブをクリックして水を入れる。 もう一度クリックすると給水が止る。


水を入れたら、水温が下がりボイラー圧が下がる。
おーい、機関助手、石炭をくべろ、と言っても自分しかいないんだけれど。

水と石炭と結構気を使いながらスロットルも調整しながら走るのは忙しい。

でも、面白い。


うっかり給水バルブを閉め忘れると、水がいっぱい。
ボーラー圧もゼロ。 機関車は段々止ってしまった。

あわてて排水バルブを開けて水を抜くと同時に石炭をくべて、ボイラー圧を上げなければ、



レイアウトが小さく、かつリバースなので終着で止めなければならない。

終着に近づくとスロットルを締めて、速度を徐々に落として、ホームに近づくとブレーキを掛ける。 ブレーキが実に良い感じに効くんだな。 びしっと定位置に止められる。

これは気持ちが良い、

ところが、たまにスロットルを反対方向、最大に上げてしまって、慌ててブレーキも反対方向に回してしまって、駅で止るどころか、その先のレール止めまでツッ走って、車止めに当って、と言う事故も発生。 まあ、どおって事は無いんですが。

そのうちに何故か速度が遅くなって速度が上がらない。
搭載している石炭や水、砂の量が減ってきたのだ。 基本的には給炭設備などがある場所に止らなければならないのだけれど、私の給炭設備にはプログラム的に給炭設備であるというセンサーは付けていない。


そこで、ここに来たときに手動で給炭画面を出す。


水は余り減っていないが、石炭がほぼ空、砂も減っている。
そこで、それぞれのガソリンスタンドのマークをクリックすると、


これで、石炭も砂もほぼ満タン。   しばらくは走れる。
蒸気機関車なら当たり前の事なんだけれど、こういうことをしなければならない。

そして運転室の画面で、石炭の燃えかすを落とす作業もする。これはしなくても問題無さそうだけれど、ガチャガチャ言わせて燃えかすを落とすのはいかにも走った後の作業をしていると思わせる。

石炭も満タンになったし、また出発。
石炭を焚いて、ボイラー圧を見て、逆転器を回して、ブレーキを緩めてスロットルを上げて、シュッシュ。

でもね、蒸気機関車て、こういう運転をしたら煙が出ないと不自然だ。
煙の出ない蒸気機関車なんていかにもおもちゃだ、と思うんだよな、

この機関車には発煙装置も付いている。
それをONにして、発車


いやー、実に良い感じだ。 スロットルを上げて、走り出して煙が出て、これぞ蒸気機関車。


はあーい、行ってらっしゃい、じゃなかった。 私が運転士兼機関助手なのだ。
さあ、ボイラ圧をチェックしながら石炭を焚いて、おっと速度が上がりすぎた、

なんちゃって、面白いよ。
嵌まってしまって、何度も運転

客車を繋いでいない?

それは、まだ機関士が初心者なので、練習運転だからです。


さて、皆さん、日本の模型でこんな事が出来る機関車はありますか? こんなコントローラーはありますか?
無い!! 何故? 何十万円もする機関車があるのに、こんなことが出来ないの?

まあ、あまり運転していないから仕方ないか。

そうそう、メルクリンの機関車で、投炭していると時だけ運転室のくべ口が赤く点灯したり、石炭が減るとテンダーの石炭が下がってくる機能があるものもあるんだって。 びっくりでしょう。

運転室画面での運転はmfxのデコーダーを積んだ機関車でこの機能を積んであれば、トリックスの2線式の蒸気機関車でもできます。 


蒸気機関車は楽しい、


2. CS3での蒸気機関車運転


CS3です。 同じ画面が出ます。
この画面にするのは、通常の画面を広げる赤○を画面の端までドラッグすると出てきます。

動作がいくらか違います。 
左端下に赤い○が見えますが、それを押すと普通の画面に戻ります。
この赤○と汽笛のアイコンが近く、汽笛を鳴らすつもりで普通の画面に戻ることがしょっちゅうあります。

燃えかす落としを作動させても音がしなかった。

他は同じ。


給水、給炭などについては、この画面で、レベルを示していますが、そこをクリックすると


この画面が出て、ここで給水、給炭などが出来ます。




3.  CS3での電気機関車やディーゼルなど。
  ここでは2線式の車両です、 mfxのデコーダーを積んでいます。



トリックスのリントを走らせました。 mfxです。


ディーゼルです。 蒸気機関車と違って簡単です。
左手でアクセル。 回すと真ん中のわっかが廻って動き出しますが、その前に右手でブレーキをゆるめなければ、エンジン音だけがんばって動きません。

ブレーキは奥に押すのがゆるめ、手間にひけばブレーキ。
ブレーキを緩めてアクセルを回すと、エンジン音が上がり走り出します。 

すると、前方の窓の景色も動き出します(カメラ付きの車両ならここに映像が出てくるはず)

駅の手前でブレーキ、とても良く効くので少しずつかけます。 この時にアクセルは緩めなくても良いようです、 ブレーキに集中して駅に停車。

発車ベルなどを鳴らして走り出して、しばらくすると、ゼーファという声が聞こえます。
その時に

この小さなレバーの上が赤く点灯します。
これは運転士の居眠り防止などのために、一定時間でゼーファと声が出て、このレバーを押すとリセットされます。 押さないと運転士に異常があったものとしてすぐに停止します。

ということで、初めは何か分からずに、ゼーファの声が何度か聞こえた後列車が止るので、どうしたら良いのか焦りました。
このレバーを押して、アクセルを上げると動き出します。

これが、エンドレスを1周するかしないうちにゼーファと騒ぐので、そのたびにこのレバーを押さなければならない、 あー、めんどくさい。 何とかならないか!!

ここでも「風のおひるね」さんのHPを見て解決。

それはゼーファのレバーを3秒以上長押しすると


レバーにテープが貼られて、押した状態になっています。 これでゼーファ機能は働きません。 テープを貼るとは憎いですね。 ひょっとしたら本物の運転士もやっていたりして、


つぎに電気機関車

Re460です。 これはROCOの製品に自分でサウンド無しのデコーダーを入れました。 mfxのサウンド無しです。 もちろんDCCとしても使えます。

mfxなのでひょっとしたら運転室画面が出るかと思ったら

ディーゼルと少し画面が違いますが、基本的に同じ。 
ゼーファもあります。黒いボタン。

ブレーキレバーはこれが解除の状態で、手前に引くとブレーキが掛かる。 これがいつも分かりづらい。 止めるときにブレーキを引いているので発車の時にそのままにしてブレーキを掛けたままで走らせようとしてしまうのです。

サウンド無しなので安いデコーダですが、この画面が出て走らせられます。 サウンドが無いので警笛など付いていませんが、



カトーのキハ58

カトーのホビーセンターでサウンドデコーダーがついたキハ58を購入。

何処のデコーダーが入っているのか知りませんでしたが、これをCS3で走らせようと線路に乗せると、CSの画面にmfxと表示されました。 

mfxなら運転室画面が出るかと思ってドラッグすると

出ました。 やはりmfxだ。
でも、電気機関車の画面だな。 どこかでディーゼルに変えられないかと、機関車設定の画面まで戻り見たけれど、そんな機能は見つけられなかった。

でも、どうせ日本の気動車の運転席とはデザインが違うしまあ良いか。
エンジン音やタイフォンなどのボタンが表示されているので、色々な音が出せる。
アクセル?レバーを押すとエンジン音と共に加速する。
うんうん、気に入った。
ゼーファは喧しいからテープを貼った状態にしておこう。

ということで、日本の車両でもデコーダさえmfxであればこの画面で運転できます。 ただし、mfxでも対応していない(多分古い)デコーダでは無理です。

おっと、私のD51には、ESUのv5.0を積みました、最新のデコーダーです。
mfxにも対応しています。 だから、D51も蒸気機関車の運転台の画面で走らせられると思ったのですが、運転台の画面は出ませんでした。

mfx対応でもメルクリン社が作ったデコーダーでないと駄目なのかも知れません。


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