メルクリンCS2とiPadの接続
upload 2011/1/29
last 2014/2/21
ディジタルコントローラーのメルクリンセントラルステーションCS2(以下CS2)を無線LANを使って、iPad/iPod/Iphone等から制御できます。
2013/4/30 バージョンが変わったので全面的に内容を全面的に書き変えました。
CS2バージョン 2.0.1 (0)
iPad 5.0.1(9A405) メルクリンアプリ MainStation Version 1.0
iPadmini 6.0.2(10A550) メルクリンアプリ MainStation Version 1.1
方法を2つ書きます。
1. 無線LANを家のインターネット環境の物を使って行う方法。
2. 無線LANを、CS2専用に用意して行う方法。
1. 無線LANを家のインターネット環境の物を使って行う方法。
家で行うのには、すでにiPadと無線LANの接続は終わっているでしょうし楽な方法です。
無線LANのLAN口とCS2のLAN口をLANケーブルで接続します。
その後、CS2を立ちあげます。
CS2のSETUPを開いて、スパナマークから、IPを選ぶと、この画面になります。
ここで一番上のautomatically(DHCP)を選びます。多分初期設定でなっているはずです。
後はiPadのメルクリンアプリを走らせて、
しばらく待つと、数分かかることがあります。Connectedの行が緑文字になって繋がります。
これで、CS2に入っている機関車のアイコンが現れて、選択して運転可能です。
なお、アプリは以前はMobileStationでコントローラが一つの画面でしたが、
MainStationになってから、4つの画面に変わり、それぞれ、コントローラーやポイント切り替え、レイアウトなどが選べます。
以上で、無線LANとCS2が接続できるはずです。
この接続の場合、DHCPサーバが、各機器にIPアドレスを自動的に振り分けているそうで、それで簡単に繋がるそうです。
これで、繋がらない場合は
まず、iPadがインターネット環境に繋がっているか確認して下さい。
その後CS2が、automaticallyになっているか、確認して下さい。
なお、新たに無線LANを買って、モデムにつないだ場合、無線LANの中にあるDHCPサーバと、もともとモデムにあるDHCPサーバがかち合うので、新たな無線LANのDHCPサーバの機能をOFFにする必要があります。 方法は説明書に書いてあるはずですが文章の意味が解らなかったりかなり苦戦です。
iPadと無線LANの接続について苦労したりすることがありますが、これはCS2には関係ない話で、パソコンに詳しい人に聞いて下さい。
以上ですが、これでCS2とiPadが繋がらなければ、私には分かりません。
2. 無線LANを、CS2専用に用意して行う方法。
運転会等に持ち出した時にインターネット環境で使えないので、無線LANとCS2を単独で繋ぐ事になります。
今までこの方法で難儀していたんですが、無線LANをロジテックのSKY LINKを使用した所、簡単にLANがつながりました。ゲーム用の無線LAN装置のようです。
ロジテックからの直接の通販で、価格は忘れましたが安いです。
この電源はUSBポートから取れるので、CS2のUSBポートとLAN端子につなげば終わり。
これだけで、iPadのWifiに名前が出てくるので、ごく普通のWifiの切り替えを行うだけで、iPadとCS2が繋がりました。CS2側はなにも触りません。
これでタブレットで運転できるようになりました。
以下は、ロジテックを使わなかった時に苦労した話です。
一見シンプルですが、これで苦労しています。
そこで、友人に設定してもらったので、その方法について述べます。
先日はCorregaの無線LANを使いました。今回色々やってもらった結果iPadとはつながったのですが、なぜかiPadminiには繋がりませんでした。 そこでNECの無線LANを使う事にします。
無線LAN はNEC Aterm WR8600N(HPモデル)です。他の方もこちらの方が繋がりやすいとの事。
インターネットで使っていたので、初期設定に戻しました。
ここで、友人持参のノートパソコンを無線LANルータ(以下ルータ)にイーサネットコードで接続しました。
これは、ルータの設定や、各機器のつながりの状態を見るためです。
基本的に、
1. iPadとルータがつながっているか確認する。つながっていなければつながるようにする。
2. ルータとCS2がつながっているか確認する。つながっていなければつながるようにする。
以上だそうです。 当たり前の事のようです。
ルータを立ち上げてからCS2を立ちあげます。
パソコンを操作してルータの内容を調べている。 パスワードを入れてルータに入れたようです。 まず、暗号を使わないように設定(毎回暗号を入れるのが大変だし、インターネットにつながない前提なので)。
この時点で、友人がうーんと唸りました。 それは、このルータが基本的にインターネットに接続するように出来ていて、外部から何か情報(多分IPアドレスかDHCPサーバを探しに行っているのか、私には理解できない)を得ようとしているので、困ると言う事でした。
そこで、ルーターの詳細設定に入り込んで、色々な設定がある中で必要なものを選んで他の物はOFFにしたとの事。
その内容は私に説明しても分からないので教えてもらっていません。
これで、iPadのwifiでこの無線LANを選択すると、暗号を尋ねる事も無く無線LANルータとつながりました。
iPadの画面です。
一番上のIPアドレスは、このiPadのIPアドレスでルータが作って割り当てて来たのもです。
ここで、大事なのは最後の数値、ここでは2。 その前のたくさんの数値は、今やろうとしている機器のIPアドレスでは皆同じになる。
サブネットマスクは255.255.255.0 最後が0だとどれにでもつながると意味不明の説明をされましたが、この値でOK。
ルータ に出ている値が、無線LANルータのIPアドレス。 後ろが1で、他は一番上のiPadのIPアドレスと同じです。
DNS は私には分かりません。
この状態で、iPadがルータとつながっています。 すなわちこの画面にルータのIPアドレスが現れている。
同様にiPadminiのwifiでこの無線LANルータを選択すると、こちらもすんなり繋がりました。
こちらのIPアドレスの最後の値は4でした。ルータがこちらには4を割り振ったのです。
これで、iPad、iPadminiとルータの関係はOKです。
後はルータとCS2のつながりだけ考えれば良い。
ルータとCS2のつなぎです。
ルータがIPアドレスをCS2に割り振るので、CS2の設定はautomatically(DHCP)で良いはずだと思ってのですが、うすい色で表示されているIPアドレスはとんでもない値になっていた(そうです)。
この画面だが、この値では無い。
すなわち、ルータとCS2がつながっていない。
automaticall設定ではつながりませんでした。
そこで、manuallyを選ぶと
automatically設定で入っていた数値がはっきり見えるようになりました。
ここで、IPアドレスが先ほどのiPadで見たIPアドレスと比べて、192.168は良いのですが、その後が0ではなく1です。そして最後の数値が、あまりにも離れています。
そこで、このIPアドレスを手で入れ直します。
最後の数値を5にしたのは、iPadが2、iPadminiが4を使っていて、パソコンが3だったそうなので、それらと重ならないように5を入れたとの事です。(あとから、違う数値として7をいれて試したがOKだった)
そして、何故か解りませんがIP Gatewayの数値は抜きました。 必要なのだけれど、同一ゲート内なので動いていると思われるので、とのこと。
これで、パソコンとCS2がつながった、ということはルータとCS2がつながったということ。
メルクリンのアプリを走らせたらつながっているはず、と言われて改めてWifiが繋がっている事を確かめた後に、アプリを立ち上げました。
しばらく待つと、見事 iPadもiPadminiも、CS2と繋がり列車を動かす事が出来ました。
めでたしめでたし、です。
さらにチェックとして、全部電源を切ってからやりなおしましたが、ちゃんとつながりました。
以上ですが、はじめに友人が無線LANのルーターを設定した部分がどうやったのかよくわかりません。
しかし、iPadと無線LANルータが繋がりさえすれば、後はCS2と無線LANルータのつながりだけを考えれば良くて、以前はここでまたiPadを触ったりしましたが、その必要はありません。
なお、ルータの設定を変えた時にはCS2をリスタートさせて作業しました。 これが必要かどうかは良く分かりません。
また、この設定をしてくれた友人の感触ではCS2のソフトがどうも弱いようだと言っていました。 書いていませんが細かい点でかなり苦労したようです。ちなみにCS2のソフトは上記のバージョンで最新です(3.0はまだ非公開で、内容的にLAN関係は同じとの事)。
注意: イーサネットケーブルがちゃんとつながっているか?抜けていないか、 コードに断線はないかなどのチェックをした方が良いです。
最後に、
またインターネット環境で使う時には、CS2の、manuallyをautomaticallyに戻さなければなりません。