プロヴァンスの気動車の製作

車両に戻る

upload 2009/11

フランスの地中海沿岸の町、ニース。そこからちいさな鉄道がでています。
それがプロヴァンス鉄道です。

その鉄道が印象に残ったので、まずHNモジュールで駅を作りました
そして今度は運転用に車両を作ってみました。

運転用にと言う意味はわかりますか?  鑑賞してはダメということです。

走っていれば粗が見えない、そう、いい加減な作りと言うことです。
ただし、走りは良くしければ、ということで足回りはトミックスの名鉄510のものを使いました。

この気動車です。

明るい空色で、太陽が燦々と照るプロヴァンスにふさわしい色ですが、塗り分けを見るとこれは難しい。
顔など、こんなに曲がった線で黄色と紺と空色を塗り分ける、これはラッカーで塗るのは無理だと考えました。

そこで、パソコンで作画してプリントアウトした紙で作ることにしました。
iMacで作画 (このiMac先日立ち上らなくなったのですが、何故かキーボードとマウスを外すと立ち上がる、その後キーボードを付ければ使える)。

でも、画面の色とプリントした色が全然違って、何回も色を修正してプリントし直し。

この画面でも空色の違いが分かると思います。

紙は写真用のかなり厚いものです。
窓抜き

R窓なのでポンチで、角を丸く穴をあけてからカッターで窓抜き。

ポンチで正確に抜くのは大変。

その上、ポンチの刃の形状が悪くて、抜いた穴がテーパーになって、綺麗に抜けない。
こちらは正面。
色の塗り分けはパソコンで簡単に出来たようだが、実際はソフトの解像力の関係で2倍のサイズに描いて50%縮尺でプリントして、帯のカーブが何とか見られる様になった。

こちらもR付きの窓で抜くのに苦戦。

紙なので、やすりで修正が出来ないので辛い。

ペーパーで作るのは簡単そうで難しい。

途中でよっぽど真鍮で作り直そうかと思ったけれど、色塗りが難しいので、このまま続行。
窓ガラスには色つきのアクリル板を使う。

これをBトレインのように構造材として使うので、2.2mmのかなり厚いものを使用した。

接着には透明なゴム系の接着剤を使用した。
仕切り板も同じアクリルで作り、アクリルサンデーで接着してボディーを組み立てた。

ドアも別に作って接着したが、写真用紙は紙では無くてプラスティック系なので、木工ボンドは使用できない。

従って、ここも透明なゴム系の接着剤を使用した。
足回りは前述のように、トミックスの名鉄510のものを使用。

ボディの取り付けのために、ダイキャストの外側4か所に溝を削った。
その溝に真鍮板でカバーを作り、ここにねじを入れる。
ボディー側にタップを切ったアクリル板を取り付け、そこに下からねじで留めてボディーと下回りを固定した。


つづく

車両に戻る