放射線とは何だろう
８　絶対とは言えない

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2013/4/

８　絶対とは言えない。

　放射線の被曝に関して、それが幾ら低い量であっても「絶対大丈夫」だとか、「絶対安全」とは言えない。

それなら、危険だと言っているのではないか？　と思う人がいる。

しかし、放射線だって何だって同じ事だが、何事にも責任のある立場の人の言葉で絶対安全と言えるわけが無い。　世の中に絶対と言えるような事は無いと思う。

と言うような意味で絶対大丈夫だと言えないだけで、心では絶対大丈夫だと言いたい、というか言ってあげたい事が多々ある。

もし親しい友人になら、これぐらいの放射線なら絶対に安全というであろう。　それが、公的な立場になると言えない辛さ。

そこで、今すぐに健康に影響がある値では無い、というような言葉になってしまうのだと思う。　私が担当でもそのように答えるであろう。
この言葉を深読みして、安全でないと言っているのだろうと思う人もいるだろう。　

それは仕方が無いかもしれない。聞く人の考えはいろいろ異なるので、でも、素直に信じて欲しい。

もちろん、安全でない領域であれば、それを安全と言う訳にはゆかない。
その時には、これぐらいのリスクがあるという答えになる。


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