戦車貨車

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2017/10/6

戦車の貨車です。



アイゼンバーンジャーナル、鉄道模型の雑誌の表紙です。
戦車を載せた貨車。


勇ましい、こんな所にも大砲が

貨車への固定は鎖です。


戦車には幌を掛けていません、裸の戦車が丸見え。



鉄道模型で戦車の記事は時々あります。

イギリスのレイアウトです。 このレイアウト自体、軍の施設が多くてこの列車も戦車というかタンクをたくさん載せた編成です。



これは、何処の機関車だろう? 東ドイツ? ポーランド? ロシア?

いかにも力強そうなこのディーゼル機関車にひかれた戦車貨車がたくさん。


これまた、ウエザリングが素晴らしくて実物かと思うぐらいですが、DBの218かな? ディーゼル機関車に牽かれた戦車列車。



ROCOの戦車貨車です。 貨車の荷物として面白いと思って、かなり前に天賞堂で購入。

戦車はプラで軽いです。 貨車への取り付けは無く、乗せて走らせるとズレて落下します。


これは、TRIXの戦車貨車で2両セット。
昨年ぐらいにHRSで購入。 
トリックス(メルクリン)は、貨車のセットが上手です。 数量セットでいろいろな種類の貨車がある。 もちろん荷物が載っているのでそれも魅力の一つ、

こちらは戦車がダイキャスト製でかなり重い。 貨車に戦車を固定する足がありますが、ネジ止めなどでは無く普通の走行では落ちない程度の固定です。

ということで、これも買ったので、戦車貨車が3両になりました。


ミリタリー好きの人は戦車と言えばウエザリング。
誰かが、ウエザリングしてあげましょうか? と言ってくれたけれど、自分で試そうと温存していたのです。

いよいよ出陣の時期が来たのでウエザリングすることに。


ウエザリングの記事がありました。



貨車と戦車のウエザリングです。
この記事を見てウエザリングすることにしました。


まずはROCOの戦車から

プラスティック製で細かいパーツが付いています。


組み立て説明が簡単すぎて何が何か解らない。戦車を知らないこともある。

さらに手すりやフックなどでも戦車に取り付ける穴が開いていないので、そのまま接着するしか無い。


解ったのがこの水道の栓のようなパーツ。 どうも煙幕を出す装置らしい。
こうやって組み立ててみました。 それに国旗も、デンマーク、を貼りましたが、すぐに剥がれてしまいました。


貨車と戦車をネジ止めします。
貨車にねじ穴を開けます。


床の中には重くするために金属板が入っていました。 多分ソフトメタルだと思います。戦車貨車に限らずプラ製の貨車には全て脱線防止用に金属板が入っています。 

細いドリルから段々太いものに変えて慎重に穴を開けました。



戦車の底にも穴を開けて、長いタッピングビスで留めるつもり。


こんな感じで貨車に戦車をネジ止めします、が、 まだウエザリングしていないのですぐに外しました。




こちらは、メルクリンの戦車貨車で、貨車に戦車を固定する台を取り付ける小さな穴が開いている。


この台に戦車を載せると、結構きっちりはまり走行中は問題ないのであるが、貨車を持ち上げたり戦車を持ち上げたりすると外れて、どちらかを落下しかねない。
なので、こちらもネジ止めすることに。



やはりこちらの貨車の床板にも金属板が入っている。 金属の切り子。


貨車本体と床板は外れる。 この間に金属板が入っていた。
ドリルで開けた穴のかえりが出ているので、削り取る。

ここで連結器の構造を見て欲しい、2軸貨車でも、これほどちゃんとした伸縮式カプラーが付いているのだ。


戦車を貨車にネジ止めした状態。 太いネジで戦車を止めた。 


メルクリンの戦車はダイキャストで分解できる。 これは戦車の床板に止めねじ用の穴を開ける前。

分解した状態で塗装する。

塗装前に、ROCOの貨車にはやる事がある。


ROCOの戦車には貨車に固定するための鎖をひっかける鈎がある。
といっても、これも別パーツで、車体に穴も何も無く、所謂いもづけで接着剤で止めただけ。
すぐ取れそう。


鎖もパーツとして付いているので、貨車側にも鎖を引っかける鈎を付けなければならない。



鈎作り。 真鍮線をあぶって焼き鈍しをして



鈎を作りました。 4個作って


貨車の隅に穴開け、 やはり床板の中には金属が入っている。



こうやって鈎を4隅に付けました。



この状態から色塗りを始めます。


筆塗りです。


墨も入れます。



床下は一旦台車を外して、

伸縮式連結器のメカニズムの部分に塗料が付かないようにテープを貼ります。


台車も筆塗り。


台車の形はかなり違う、 国や時代が違うかも知れないので当たり前でしょう。
左メルクリン、右ROCO



塗り終わった貨車の裏表。


次は戦車の塗装

メルクリンは分解できるのでキャタビラ付近を外して塗装。 かなり泥っぽく。


戦車本体はパステルで汚す程度。


こんな程度。

この後から、エアーブラシで土埃の感じに

ROCO  デンマーク?


メルクリン イギリス?


次は貨車への取り付け。

基本的には戦車は貨車に3ミリのネジ止めで固定。

ROCOの車両には戦車を止める鎖が付いている。 
これで戦車を固定するのだ。いや、固定しているように見せかけるのだ。

しかし、、、プラ製で堅いのと長さも長い。
しかも、戦車のフックにひっかけられる太さでは無い。



プラ製の鎖を切って、接着剤で繋いで、戦車のフックにも接着。
貨車側のフックは細いので、鎖の穴が入る。


こうなりました。 鎖を途中で切って接着してあるけれど、一見分かりません。
戦車側は瞬間接着剤をぼてっと塗って芋付けです。


反対側はこんな感じ。 上出来です。
実は戦車貨車の記事を見たときに、これをやりたかったのです。 鎖でがっちり固定。



メルクリンの貨車には鎖が付いていないので、鎖無しです。 もちろん下からネジで固定。

かくして完成


ちなみに貨車に乗せているときには、砲身を後ろ向きに回転させて乗せています。
砲の先が貨車からはみ出さないようにです。

この時にバックミラーを手で曲げてしまうので、何度かバックミラーを付けなおしてもまた壊れる。
バックミラーが解りますか。 このもう一枚上の写真でわかります。

ここにバックミラーがあると言うことは、戦車の運転士はどこから前を見て運転しているのでしょう?
戦車に詳しくないので知りません。


違う国の戦車貨車を連結するのはおかしいのですが、気にしない気にしない。


ということで、終わり。

単に戦車を汚すだけだと思っていたのですが、かなり手間がかかりました。