草地作り
Silflor社の草の材料。
初めて出会ったのは93年のニュールンブルグ、トイメッセ。
この時は、木の葉の材料だったが、思わず見とれてしまった。
その後、雑誌の宣伝で草の材料も販売していることを見つけて、イギリスから通販で購入。
すぐその後でカトーで輸入していることがわかり、ホビーセンターへ、という経緯のある材料です。
早速これを使ってレイアウトを、と言うことですが、最高の材料を手に入れても、腕が付いてゆかない。そう、怖くて手を出せない状態でいました。
しかし、勇気を奮ってトライしたのがこのモジュールです。
製作2004年
完成した姿は、「今までに作ったレイアウト」の「草のモジュール」を見てください。
これがシルフラーの草です。 色々な長さで色々な種類、季節のものがあります。 |
|
HOの人形を置いてみました。草の長さが解るでしょう。 | |
では、草の下地つくりから。 台枠上に土台を作ります。 |
|
これは石膏を塗る用意です。 私は石膏に漆喰を混ぜて、乾燥時間を調整しています。 どちらも日曜大工店で買えるので便利です。 石膏を溶かすのに紙コップを使用しています。固まったらそのまま捨てます。 |
|
新聞紙の上に石膏を塗っているところ。 | |
そして石膏を撒いて表面を荒くします。 | |
地面に色を塗っていますが、今回は泥絵の具を用いました。 |
道路に砂を撒いています。ところどころに小石も撒きました。 | |
草の隙間から下が見えるので、草地は緑を塗って下地の完成です | |
シルフラーを小さく切ります。 大きいままだと、のっぺりした草地になるので、細かく変化をつけて植えるためです。 |
|
木工ボンドで接着して、乾くまで竹串で浮き上がるのを抑えています。 | |
線路際など長い草をピンセットで植えてゆきます。 | |
草の種類を混ぜながらところどころにターフも撒いています。 ここは森にする予定なので、背の低い森用の草が主体です。 |
|
道路の端の生え際は、特に小さく、少しずつ植えます。忍耐の要るところです。 しかし、それ以上に、実物の草の生え方の研究が要ります。 |
|
これはシルフラーの大きなマットです。 買い得ですがかなりしました。 土手はこのマットや、花の咲いた草(シルフラー)も多用しています。 土手の急な角度のところはシルフラーの下を斜めに切って、草が垂直に近くなるようにしています。 |
|
変化をつけるためと、高価なシルフラーを節約するために、Hekiの黄色い草も使用しました。 これも結構すぐれもので、アクセントになります。 |
|
こちらはシルフラーの木の葉の材料です。 これを切って畑の作物にします。 |
|
完成した畑 もちろん事前に石膏で畑の畝を作っておきます。 |
|
白く点々に見えるのは前述の花の咲いた草です。 ところどころ、長い雑草も混ぜたりしながら、製作し完成です。 |
まだまだ不満なところがありますが、今の腕ではこの程度が限界です。