ザクセン保存鉄道の製作 その10
upload 2011/3/17
ザクセン保存鉄道の製作 その10です。
多分、これが最終回になると思います。
露店のテントです。
ずいぶん色が禿げていたので、改めて模様をプリントアウトしました。
同じデータからです。
2つをこの色に、もう一つは薄い黄色に貼り換えました。 機関庫の下の部分です。
張り替えたテントを置きました。
ついでに街路樹も1本作って植えました。
街路樹の回りの囲みや、マンホールなどはファーラーの製品です。エッチング製です。安いです。角度を変えて撮影。
2mmのプラボードを重ねてあります。 これを旋盤にかけて、テーパー状にしてこんなものを作りました。 真鍮棒も旋盤で加工して その他色々加工して、こんな部品を作りました。
今から組み立てです。
何ができるでしょう。屋根の上に付ける鐘です。 完成です。
まあ、吾妻屋と言いますか、休憩所です。
2mmのプラバンを重ねて噴水作りです。 糸のこでくり抜きました。
なお、厚いプラスティックを糸のこで切る時には、ロウソクを歯に塗りつけながら切らないと、熱で歯がプラスティックに溶着して歯を折ってしまいます。
何度も失敗して歯を折りました。水の出るところを作って、全体を仕上げて本体完成です。 色を塗って底をつけてレジンを流しました。 プライザーのフィギュア。
バラバラなのです。
これを組み立てます。
勿論、ルーペで見ながらの作業になります。
裸じゃ、裸じゃのフィギュアなのですが、やっぱりバラバラから組み立てると、手や足がかなりずれています。 噴水の水を作ってから、このフィギュアに色を塗って、噴水の周りに鎮座してもらいました。
水面はレジンだけでは綺麗すぎるので、ジェルメディウムで凸凹をつけました。いよいよ最後の空き地、この部分の製作です。 石畳を敷いて、ファーラーの製品です。 こんな高台を作りました。
実は後ろの線路の下をカーシステムの車が走ります。
ですから、メンテナンスのために、石垣とこの高台は取り外せるように置くだけにしておきます(これが結構面倒)。一旦高台を取り除いて、地面の製作。
砂を捲くのですが、意外と難しい。
それはこの辺り全体のデザインです。
高台を含めてどんな景色にするのか、車両と違って設計図がないので思った以上に頭を悩ませて進みません。
大体の考えがまとまって作業し出したのがこの写真です。高台にも地面を作って草を生やして。
ここまでくれば完成間近です。あずま屋を置いたり、木を植えたり、手すりをつけたりして高台部分を仕上げてゆきました。 これはBUSCHの花。
買い置きがあったので使います。チューリップですが、小さいのなんの。
これも、要領が分かってきたら少しは楽になりました。 石垣の手前に植えました。
植えるのだってめんどくさいのです。
そうそう、葉も一枚ずつ少しは捩じってあるのです。ああ手がかかった。この車を改造します。 側板に穴を開けて 中に店のお姉さんを入れて、その前には調理台を置いて はい、売店車の出来上がり。 勿論、中にお姉さんの姿が、
食べ物やビールのジョッキもあります。レイアウトに配置
子供が走って買いに行きます。これはテーブルの足。
真鍮線で作って。少しアンティークなテーブルの出来上がり。
上に紅茶やケーキが並んでいます。
実はこの風景、1990年頃のEisenbahn Jurnal誌で見て、それ以来作りたかった場面です。こんな物を厚紙と木で作りました。
車輪は駅用の荷車から拝借。これはチケット売り場です。
こうやって公園の前に配置。
こういう小物がレイアウトに命を吹き込みます。
だから手がかかっても頑張るのです。これは光ファイバー これを使って噴水を作りました。
ちょっと、水が感じ良く無いけれど、、夜になると光るのです。
写真では色が混ざって解らないけれど、赤、緑、青、など、いくつかの色が点滅します。
これも実感的では無いけれど、お遊びです。 綺麗です。床下には3色発光ダイオードとその基板、ブリッジの電気回路があります。
そして、発光ダイオードを噴水の光ファイバーに接触させるために、発光ダイオードを上下に微調整するような機構まで作らなければなりませんでした。
こんな屋台も作って、 小鳥を木にとまらせたり。
教会の屋根に鳩が居ます。
私の肉眼では形はほとんど見分けられないほど小さいのですが、写真だと鳩と解ります。
プライザーさんすごい。
以上、約2年と少しかかって、ザクセン保存鉄道が完成しました。
さっそく、写真撮りです。
ライカV-Lux1を使って、これはCCDが手頃なサイズなので、画質と焦点深度の深さが手頃なので模型撮影に便利です。
ブルーライトで照明して撮影しています。
以下 作例を少し。ドレスデン中央駅に、皇帝列車が到着。
下の市電はカトーさんの製品だけれど昔のドレスデン市電風に少し色を塗り替えてあるのが分かるかな?
ツヴィンガー公園前の広場に、キング・ルードヴィッヒIIとエリザベート王妃と、といっても夫婦じゃないよ、が到着。 ちょっと田舎の風景も
レスニックグルンツ軽便鉄道の線路わきの風景。こんな景色も作りたかったのだ。
これは、かなり以前に撮った写真。
このBrawaの蒸気機関車、写真では写っていませんが煙を吐きます。
でも、この後煙が出無くなって、Brawaに送ったら、煙発生器を交換してくれました。すべて無料でした。
今は、また煙モクモク
一旦ここで終わったのですが追加です。
こうやって、完成後の写真を撮ると、この右手の電柱の照明、とても目立ちます。
これは点灯させるために、購入した物ですが大きすぎます。
そこで、点灯はしないけれども写真撮りのために電柱照明を作りました。
電気の傘などはプラの製品です。何かの建物の残り。
柱は3mmの角棒から削り出し。柱を作って、色を塗って完成です。 電球は色を塗っただけ。 レイアウトに付けました。
といっても、あの大きな点灯式とは差し替えができて、夜は向うを使います。あまり目立たないけれど、こんな感じ。
目立ちすぎたのでこれで良いのです。
このレイアウトはドイツ、ドレスデンやミュンヘンに行った時の思い出がいっぱい詰まっています。
その思い出の景色の中を列車が走る。感激に浸れる時間です。
そして、DCCによるサウンドやいくつかのギミックが心を解してくれます。
こうして、2年と少しかかってようやく完成しましたが、早くも次のプランが頭に浮かんでいます。
以上でザクセン保存鉄道の製作、1〜10、 全て終了です。
長い間見ていただいてありがとうございました。
おわり