ザクセン保存鉄道の製作 その4
山側から葡萄畑の製作

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update 2009/10/11

ザクセン保存鉄道の製作記録です。
その4 右手の山側から葡萄畑の製作
これは、まだウイーンチロル鉄道です。

ここを壊して、新たにザクセン保存鉄道の景色に変えます。
建物を取っ払って、なんどもシンプルな景色。
さあ、荒細工の始まり。
山を壊します。
登山鉄道の線路を剥がしています。
哀れ、ラック式のレールもこんなにばらばらになってしまいました。
こちらは、回し引き鋸で切っているところ。
完成したレイアウトを切るのは、切りにくい。 右手が届かず、左手で切っている。
川の水を潰す。

レジンで作った川は、長年の間にガラスのように硬くなっていた。
ノミと金槌でたたき割っています。

破片があちこちに飛ぶほど、硬い。
かくして、チロルの山は無残な姿になったのです。

でも、これから新しい景色が出来ると信じて、潰しているのです。
良く見ると手前に鉄橋が出来ています。

向こうにあった鉄橋を手前に移動したのです。
さらに、トンネルも壊しました。
そうして、トンネルポータルを取り外し式にして手が突っ込めるようにして、

トンネル内メンテナンスのためです。
そして、少し緩いカーブR420に線路を変えました。 これでも緩いのです、以前はR356でしたから。
その理由は、日本型も少し楽に走れるようにするためです。
私にとってはR420は大きなカーブなのです。
コルク道床で何を作るかっていうと、階段。

階段を作るのは結構大変です。

今回はコルクをカッターで切ってという手法。
次に、これは?

山の上の展望台?みたいなものの土台です。
階段をつけて、石垣と、展望台を付けて、山の下地が完成。
これに石膏を塗る。

階段はなんじゃ?
 こんな山があったんじゃ!
  もちろんデフォルメはしてますが。
カトー(ウッドランド)のプラスター

これを使うと楽なんだ。
適当な大きさに切って、水に濡らしてぺたぺた張ればおしまい。

洗面器の横に濡らして乗っけておくと貼りやすい。
貼り終わった状態。
その上に石膏と漆喰を混ぜたものを塗って地面にします。
これが地面。この上から、上の写真に見える壁材を撒いて、地表にしました。
土は、壁材の京壁の粗い部分を除いて粉だけ撒きました。 ターフやノッホ、ミニネーチャーなどの草を適当に生やして山完成。

いよいよブドウ畑作りです。
ハンガーに糸を垂らして、それにプラカラーのグレーを塗っている。下には大きなナットを結んで糸を延ばしてある。

これはぶどう畑の針金作りです。
ぶどうの木

ミニネーチャーの「ブナの枝葉(春) 920-21」をぶどうの木らしく切りました。
両端に柱を作って、先ほどの糸で作った針金を張ります。 プラカラーで固めたのでふにゃふにゃなっていません。上出来です.
それに、ブドウの木を1本ずつ接着して行きます。木工ボンドを使いましたが、速乾性では無い普通のタイプでしたので、硬化が遅く、すぐ倒れてきて苦戦(速乾性で無いことは後から分かった)。

こつ、これをピンセットで植えて行くと、ピンセットにブドウの木がからんで、うまく植えられない。
手で植えてゆくのが正解。
接着剤の硬化がおそいので、糸が固まるまで洗濯ばさみで引っ張っている。
その間に隣のブドウを植えて、糸が固定するのを待っている。

いやはや、手間がかかること。
 
完成したぶどう畑

畝?が縦横あるけれど、本物もいろいろあったので、多分地面の傾斜によって縦とか横にしていると思うのだが。
アップだよー

こんな感じ。

手間をかけた甲斐があったと自分では思っています。
ブドウ畑の門です。
手元にあった材料で適当にでっち上げました。
門の真ん中の飾り。
木で外形をつくり、模様はカラーパテを適当にちょんちょんと置いて、彫刻らしく見せました。
ブドウ畑の門が完成。
川作り。

川をここに作ろうと、軽便の線路を切り、川底となる厚紙を貼ったところです。
しかし、それもちょっとの間。

川の位置を左に変えて、鉄橋のために切り抜いた軽便の線路もまた、元のように戻しました。

ベニヤは道のつもり。あとは石膏で地形を作る。

どういう地形にするのかとても迷うのです。そして、作った後からすぐ壊す。 これが私のやり方でしょう。 直すなら後悔しないよう早い目に。


追加:実はこれも、変更することになったのです。

ザクセン保存鉄道の製作 その4 終わり

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