小型レイアウト
バイエルン王国:黒い森鉄道を作る

その2 レイアウトの奥の部分

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upload 2013/8〜

はじめに
レイアウトを作り始めましたが、このレイアウトは今までのレイアウトの様に、凝って作りません。

できるだけ簡単に作ります。

それは、これだけにあまり時間を掛けたくないからです。
いい加減な作りになるはずです。

でも、ある意味、簡単に作る方法の参考になるかもしれません。

その1で作った台枠の上にカネライトフォームで作った、築堤を置きました。
この上に線路を敷きますが、このままでは線路を止める木ネジが効きません。

そこで、2.7mmのベニヤ板を切って道床にしました。 右の部分は貼り付けているところです。
同様に築堤部分にベニヤで作った道床を貼っています。

こんな仕事も結構手間が掛ります。

でもベニヤが薄いので楽ですけれど。
木ネジはメルクリンのCレール用です。
Cレールを木ネジで止めたところです。
道床にポスターカラーで色を塗りました。線路を止める前に塗っておくべきでしたが、まあいいや。
台枠に色を塗りました。緑です。
トンネル内部は黒。
川の底をベニヤから切り出しています。
ディアゴの箱をべニアに貼っているところです。 単に厚紙が欲しかったからこれを使ったのです。
厚紙の上から水の色を塗りました。

川は色が難しくてわかりません。 
川の水はリキテックスのジェルメディウムを塗りました。

白く見えますが、乾くと透明になります。
この隅に川を作ります。
スチロールを掘って、川の板を置きました。
芝生マットを貼って、なんとなく出来て来た感じ。
芝生マットを水で濡らして、
爪で草を剥がして、

☆ このテクニックは便利ですが、水にぬらした所の芝生マットの色が暗くなるので、そのつもりで。
薄めたボンドを塗ってから、土のパウダーを撒いて、小径の完成。
水車小屋を置きました。

この水車小屋、1993年にスイスのチューリッヒの模型店というか文房具屋で買ったキットで、木製です。
その説明書に日本語も書いてあったのでびっくりした代ものです。

第二次ウエルテン王国鉄道で使っていました。

NOCHの木を買ってきたので、植えました。傾いて見えるのは広角レンズの所為だよ。



友人曰く、黒い森ならたくさん樹木が要りますね、 その通り、樹木代はなかり高く付きそうです。

でも、このレイアウトでは樹木まで自作する気はありません。 手間を掛けない事を優先。
小径には、丸木橋をかけました。

まだボンドが白い。

これで、このコーナーは完成。


トンネルポータルの製作。
トンネルポータルが手に入らなかったので、レンガや石垣ペーパーから自作しました。
裏に発砲スチロールを貼ってウエザリングして完成。

下段左がレンガ作り、右が石垣ペーパーです。

☆ レイアウト製作でトンネルポータルと橋げたは一番最初に必要です。
穴の大きさは事前にかなりテストしたのですが、出来上がって取り付けると、24m車両すれすれ、擦れてはいないけれど、こんな感じ。

基本的にこんなに長い車両を走らせる気は無いのですが、一応通れるようにしました。

バイエルン王国なので、宮殿を作ります。

その、お庭の池をプラバンから作ります。
左が池、右はディアゴのD51にも使っている、NOCHの水面シートです。

真ん中の丸いものは、銅像が乗る台座です。
こんな感じ、水面シートは丸めて梱包してあるので、平面にするのが大変です。

でも、思ったより簡単に水の感じが出ました。

トンネルの上の部分は宮殿になる所です。
厚紙をボンドで貼って、重しにくぎ抜きを置いてあります。
宮殿前に池を置くので、池の形にくり抜きました。
池をはめ込みました。
横は花壇です。プラバン等で作りました。
後ろに宮殿の基板を接着しました。
宮殿から池に下りる白い階段を作ったり
石垣を作ったりした後から、池を囲むような山の形にするために、発泡スチロールを回りに貼っています。

接着剤が乾燥したら、山を削って整形します。
山をカッターナイフと100番のサンドペーパーで整形しました。発砲スチロールは屑がでて、かないません。 小形掃除機で吸いながら工作。

手前にコルクの岩を埋めて
コルクの回りを石膏で埋めました。

この後、この左側にも岩を足しました。

ちょっとしたアクセントです。
山に芝生マット(BUSCH製)を木工ボンドで接着しました。
芝生側にボンドを塗ります。 特に端の部分は浮き上がらないようにきっちり接着剤を塗ります。 

接着剤の水分で芝生マットの裏紙が柔らかくなり伸縮構造になっているので、山の凸凹にもちゃんと貼れます。

国産の芝生マットは裏紙が伸縮構造になっていないものがあり、色も単調なので私は使いません。


接着する前に芝生マットを必要な形に手でちぎっています。
  ☆ 芝生マットはハサミやカッターナイフで切ってはいけません。 必ず手、というか爪というか、でちぎります。

☆ 芝生マットをちぎった時に、台紙の緑の部分が見えると目立って不細工です。
紙が外に出ないように千切ります。
庭に砂利を撒きます。

ウッドランドの細かい砂利です。
薄めた木工ボンドを地面(厚紙)に塗って、上から砂利を撒きます。

その後でまた、薄めたボンドをたらしました。 場所によっては数回行いました。
撒いている最中です。

厚紙の接着(下のべニア)が悪いと、ボンドの水分で膨らんできますが、あきらめて無視しました。 乾くとまあまあ伸びます。

☆ 芝生マットの接着剤が乾いていないとこの時に接着が剥がれて芝生が浮き上がるので注意。
砂利を撒いて、花も植えました。

花はBUSCHか何処かの製品で、砂利や花類など、こういう小物は以前からレイアウトを作っているのでストックがあります。
階段の上の手すりは、プラ棒とプラ丸棒で作りました。
手すりの縦桟はこのチョッパで切りました。

簡単に同じ長さの物を切る事ができます。
というはずでしたが、ちょっと長さが違うものがあって、がっくり。 でも追加で切るのも簡単でした。
手すりを付けて、花壇の花も増やして、池の横に木を植えました。

宮殿の木なので綺麗に選定した形が都合が良いので、カトーの製品を使いました。

上を黄色く塗ったのはHN[モジュールのKotさんの登山駅の樹木を真似しました。 上から紅葉してくるはずですので。

これで宮殿回りが何となく出来てきました。
中間駅の部分です。
石畳はファーラーの「ローマの石畳」という製品を使いました。
ちょっとしたアクセントに駅に階段を付けました。
湖の岸辺の小径、スチロール系だけで作るのは難しいので、プラスターを使います。
ノッホのプラスターの使いかけがあったのでこれを使用。

このプラスターは細かい粒子が入っていて少しざらざらの表面に仕上がるようになっています。
道らしくなりました。

室温33度ほどあるのでプラスターの硬化が速い事。 あっという間に塗れないほど固くなります。 しかし、本当に固まるまでには数時間はかかりました。

なお、道の横にはプラスティックの石垣板を貼ってあります。

橋げたとか、石垣板とかの端切れは今までのレイアウト作りでの残りがあって、重宝しています。
岸辺の小道ができました。道はグレインペイントという、ざらつきのあるポスターカラーのようなものを塗りました。 
決して土らしい仕上げにななりませんが、今回はこの程度で良いんだ。
レイアウトに置く建物を作らないと、建物を置くスペースなどを確保できません。


黒い森地方の農家を作ります。

ファーラーのキットです。
色を塗ってから組み立てます。
結構凸凹のある建物で、構造も解らないし、自分で設計して自作するなどとてもできません。

キット様々です。
 
窓枠を入れ忘れて、完成まじかになってパーツが余ったので気がつきました。

やはり窓枠が無いと現代風のイメージになるので、何とか窓枠をつけたい。

そこで、窓枠を外から入れ込む事に。

窓枠を思いっきり小さく削って、外から入れて完成。

今完成した家を置く地形作り。

先に作った川を接着しました。
川の両側に1cmの発泡スチロールを重ねて貼って地形づくりです。

だんだん奥(左)が高くなって行く地形です。

カッターとサンドペーパーで整形します。
地形の仕上げは荒いサンドペーパーで削りました。
小型掃除機で発砲スチロールの粉を時々吸うが、掃除機の排気口の向きに注意しないと、かえって粉を吹き飛ばす事になる。
それにもだんだん慣れて、上手に掃除できるようになってきました。
家を置く場所の印を付け、川には橋を掛けるための橋げたを置きました。
地形が出来れば芝生マット貼りです。

この大きな部分は真ん中を貼りつけて、芝生マットが動かないようにしてから、回りを千切りました。

  家を置く土台は、芝生マットに穴を開け、4隅を額縁の様に斜めに切って、土台を入れて、
芝生マットの縁を土台に合わせて千切って、きっちりと土台に接着しました。

これで、土台と芝生が自然につながります。
他の建物も置いて、例の芝生マットを濡らすテクニックで道を作りました。

その2終わり。

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