海外旅行、あなたの番です。
upload 2010/8/22
ヨーロッパに個人で計画を立てて行く方法について、私の経験を述べます。
1. 語学力 |
何処の国に行くにせよ、英語が基本です。 そりゃあ話せるに越したことは無いですが、 ・・のおっちゃんやおばちゃんでもどんどん海外に行っている時代、語学力が乏しくても何とかなるものです。 実際に旅行で話す機会ですが、日本の旅行でもそうですが、ほとんどしゃべる必要がありません。切符を買うのは自動販売機、物を買うのもスーパーなら無言でしょう、店員がいても「これ」と言う程度です。後はレジに表示されている金額を見るだけ。だから語学はあまり気にしなくても大丈夫。 むしろ案内類を読める英語力の方が大事です。 でも「Cacher」とか「Exit」など日本でも普通に使われているので、これも大丈夫。フランスやイタリアなどではこれらの現地語を勉強しておきましょう。 ハンガリーでまったく言葉が解らない時に、昼食はサンドイッチとコーヒーと言ったら簡単に通じて、会計は金額を紙に書いてくれました。これでOK。他にスパゲティーも通じやすいです。 若い女の子は気軽に海外に出かけますが、若い男、それも鉄ちゃんと呼ばれている人ほど日本型しか見ないとか言って海外に行こうとしません。きっと語学に自信が無いからでしょう。女性の方が恥ずかしがらずに声を出すのは立派なものです。 Excuse me. How much. Thank you. が出来れば胸を張って行きましょう!
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1)人の話や、本、パンフレット、などで自分の行きたいところを決めなければなりません。でも、移動手段や時間的に実際に行けるかどうか調べなければなりません。 例えばドイツにしましょう。 ドイツの何処に行くか? ミュンヘンだとすると、関西空港から直通の飛行機はあるか?乗り換えとすると何処で乗り換え、最終地ミュンヘンに何時に着くのか? ということを調べます。 その日のうちに着くのかどこかで一泊しなければならないのかで日程が変わってきます。飛行機の調べ方は後述します。 2)次に、初めの目的地から次の目的地への移動方法です。 また、部分的にはバスや船も調べなければならないこともあるでしょう。 3)何処に泊まるのか 4)鉄道博物館や模型店などの情報を調べる 5)何処に行こうかというのは、これらの事を調べながら可能かどうかを含めて決めることになります。 だから私は自分の行きたい中でいくつか行ける可能性のある所を複数探します。それは、行けるかどうかだけでは無くて、無理しないで行けるか、ゆとりがあるかなども含めて考えるためです。 |
3.予約などの時間的なもの |
1)行ける日が決まって、行く先が決まると予約作業になります。 私の経験では観光シーズンでは、遅くても4〜5カ月前には航空機、ホテルとも予約しなければ満席になります。 順番としては航空機です。これはどこの都市に行くにしても、日本からパリとかアムステルダムとかフランクフルトとかのヨーロッパの玄関に着く飛行機の数は決まっているからです。そこから各都市に乗り換えですので、とりあえず日本からヨーロッパへの便が満席では話になりません。 次にホテルです。大都会ではホテルが多いので、何とかなるかもしれませんが中小都市では、3か月前に満員になることも良くあります。もちろん、日本から予約できるホテルと言う意味です。高級ホテルは空いているかもしれませんが、手頃な価格はさっさと埋まるようです。 2)飛行機の予約 実際には航空運賃が問題です。 取りあえずHISなどのホームページで格安航空券を調べます。 http://www.his-j.com/kix/index.htm 出発地と行き先を入れれば、各航空会社の価格が出てきます。どこかで乗り換えて目的地までの往復の価格です。 今みたらフィンランド航空6万円と出ました。びっくりするほど安いです。もちろん往復です。これに燃料サーチャージや諸税金がプラスされます。他は10万円ほどしています。時期によっては15万円以上するでしょう。 フィンランド航空はヘルシンキ乗り換えでヘルシンキまでが10時間と一番楽なルートです。ただし、木曜日は飛んでいません。このあたりもチェックが必要です。 私は実際の購入はHISの窓口に行きます。そこで安い物を調べてもらったり、乗り換えなどを聞いたりします。でもいつも行きが取れれば帰りが取れないなど、日程を変えなければならない事が多かったです。 HIS以外でネットで申し込んだことがあります。小さな旅行代理店でしたが問題はありませんでした。ただ、小さな代理店では自分の所の割り当てが少ないようで、予約が取りにくいようです。 3) ホテルの予約 まず私はホテルの場所を調べます。空港バス停から近いか、鉄道の駅に近いかが基準です。もっとも高級なホテルは絶対と言って良いほど駅の近くにはありません。車やタクシーで乗り付けるのが当たり前だからです。 ホテルの案内は旅行書にも載っていますが、私はインターネットで調べます。 ブッキング・コムはホテルの予約サイトで便利です。 http://www.booking.com/index.ja.html 行きたい街を選べばホテル名と価格がたくさん出てきます。 地図があるのでホテルの場所が解ります。といっても街の地図を知らないと見当が付かない事もあります。駅名が書いてあってもその駅がどこか解らないからです。 そこで、地図ですがGoogleマップに住所をコピー、ペーストすれば出てきます。 ブッキング・コム以外では楽天トラベルでも予約できます。こちらは地図が出るので解りやすいかもしれません。 他にもホテルを予約できるサイトはいくつもあります。 あるサイトで気に入ったホテルが無かったり、満室の時はほかのサイトで探しています。 支払方法は、予約時にカードなどで日本の会社に支払うものと、現地払いとがあります。 勿論キャンセルした時には、ギリギリで無い限り返金されます。 おっと、予約はHISなどの旅行社でも当然できます。その方が良いかも知れませんが、ネットで事前に場所などを調べておくと安心です。 ホテルのランクと価格をどうするか? お金があれば高級な方が良いでしょうが、どの程度安い所まで許せるのかということです。バス付きかシャワーだけか、高級ホテル以外ではバスと書いてあってもシャワーだけの所が多いです。 シャワーの水の出が悪い、バスの栓が無い、車の音が大きい、などなど日本では考えられないような事も多々あります。フロントに言えば対応してくれるかもしれません。部屋を変えてもらったことが数回あります。ただし、景色のよい方に等と言うと追加料金を取られます。日本でも一緒か。 安全性については日本から予約できるホテルは、特に悪くは無いと思います。むしろ立地条件が問題で、大きな駅や繁華街のそばでは治安が悪いのは日本でも同じです。ただしホテルの中の治安が悪いと言う意味ではありませんが、いずれにせよどこのホテルでも何かに付け十分気を付けなければならないことは当然です。 旅行社に頼むとひどいホテルは無いでしょうが、安くは無いと思います。 なお、メッセ(展示会)などで大幅に高額な時期があります。そういう時は行き先を変えるか、ちょっと離れた町にホテルを取るかなどの手段があります。 4) 鉄道を調べる トーマスクックの時刻表は本屋で売っています。図書館に置いてあるかもしれません。 見方はほとんど日本の時刻表と同じで、路線図の番号のページを開くと列車の時刻が載っています。 ちなみにPrien am Chiemseeはキムぜー鉄道のある駅。ミュンヘンから1時間です。 鉄道好きの人ならすぐに理解できると思います。 まず、初めに書いてある注意事項や記号の見方を読んでください。もちろん日本語で書いてあります。 曜日によって走っていない列車があります。土、日だけでなく平日でも走っていない日があります。時刻表に印がしてあるので、その印の意味を調べましょう。同じページのどこかに小さく書いてあります(英語)。 めったにないですがバスも併記されていることがあります。列車だと思ったらバスなので乗り場も違うからちゃんと調べておきましょう。 少し見ていれば地名や駅名が解ってくるでしょうから、楽しくなると思います。 これで、自分の思った所に行けるのかどうかが解るはずです。 ちょっと心配なのが乗り換え時間です。まずダイヤ通り走っているかどうかも心配なので、余裕を見た方が良いでしょう。知らない駅で日本語表示ではないことを考えると10分ではダイヤ通りでも走らなければならないかもしれません。少なくても20分、1時間あったとしても写真を撮ったりソーセージを買ったりしていれば、すぐそれぐらい経ってしまいます。 もちろん、初めから連絡している列車で隣のホームに着くような時にはすぐに乗り換えができます。ただし、列車が遅れたら知りません。 最終的には本では無くてインターネットでドイツならDBのホームページで時刻を確認します。 乗る駅名と降りる駅名を入れれば時間と列車番号が出てきます。 本が古くて時刻が変わっているのを見つけて、ホームページを見て良かったと言う経験があります。 5)切符の買い方 鉄道での移動が主で有れば、ユーレールパスやジャーマンレールパス(ドイツ)などを購入しておきます。これもHISで買っていますが、ネットや色々なところで買えます。 これらは、市電はだめですが、色々な路線で使用可能なことがあります。例えばジャーマンレールでは軽便鉄道に乗れます(もちろん乗れないところもある)。 しかし、それ以上に便利なのは切符を買わなくて良いことです。自動販売機や窓口に並ぶ必要はありません。 そして、どこででも降りられるし、予定外の所にも行けます。 私など、路線を間違えて乗ってしまってとんでもない所に行ってしまったことがありますが、チケット的には何の問題もありませんから戻る列車を探すのみで、気が楽でした。 また、ドイツやスイスでは改札が無いので、パスを持っているとどこからでもホームに入って乗れるのも便利です。 なお、これらのパスは使用する日の最初に駅の窓口でチェックを入れてもらう必要があります。2日目以降は自分で日にちを書き入れます。それらをしなければ検札でトラブルになります。 切符を買う場合近郊切符ならほとんどが自動販売機です。国や機械の種類によって使い方が違います。もちろん日本とは方式が違います。大体は行き先を押してからお金を入れたと思いますが、忘れました。 というのも、なんだらかんだらやっているうちに何とか買えてしまって、使い方も覚えるのですが、日本に帰ると忘れてしまうからです。 取りあえず、自動販売機では他人の買うところを見て真似をするのが良いでしょう。 窓口で買うのが簡単ですが、駅名はメモしておいて見せるのが良いでしょう。発音が違ってとんでも無い行き先を買ったら大変です。 改札は無いのですが、チケットに日時を入れるパンチャーが改札に相当する付近にあるので必ずここに切符を通しましょう。 6)市電は一日券などを買うと便利です。自動販売機で買えますが、子供用や年配者用など種類があることもあります。市電の中に自動販売機が付いているものもあります。これこそ人の買うのを見ておかないと、時間がかかると後ろに人が並んだり、降りる駅に着いてしまったりします。市電も乗った時に切符をパンチしましょう。 7) バス 長距離バスではなくて近郊バスの話。 バスも結構インターネットで調べられますが、現地語のサイトになります。 市バスは市電と同じ扱いが多いようです。 郊外へのバスは、曜日によって運行が異なるものが多いので特に注意。バス停で時刻表を見る時に、時間は数字なので解るのですが、ドイツ語地域(ドイツ、スイス、オーストリアなど)では、ドイツ語の曜日を覚えておく必要があります。 8) 空港からホテルまで いちばん簡単なのはタクシー。大きな荷物があるので助かりますが、結構高く着くので一人ではほとんど使ったことがありません。なお最近は日本でもワンボックスのタクシーがあるようですが、ヨーロッパではトヨタのランドクルーザーやベンツのMクラスにも持ったことがあります。選んだのではなくてタクシー乗り場に並んでいる順番なので。 一人の時は、鉄道か空港バスまたは市バスを使います。鉄道には国鉄や地下鉄など空港によって色々ありますが、市バスでは乗り場がたくさんあるので目的のホテル近くに行く乗り場を探すのに手間取ります。もちろん事前にネットで市バスを調べておきます。 |
4.出発から到着まで |
1)スーツケースと手荷物に入れるもの。 パスポートやお金などは当然手荷物ですが、スーツケースがトラブルで届かない事があることを考慮して、一泊分の着替えや薬なども手荷物に入れています。またディジカメの充電器も手荷物に入れることがあります。 2) 両替 私はチャックインしてから搭乗まで時間があるのでその間に日本の空港でしています。これはできるだけ早めに現地のお金を見ておきたいのと、現地で両替する時間がもったいないからです。 一度現地の空港に着いたら夜遅くて両替所が締まっていて、半泣きになったことがあります。タクシーに乗るのに現地の通貨が必要だったからです。かろうじて開いていた売店で両替してもらえました。でも、そんなことをしているうちに薄暗い空港内には私一人、心細い思いをしたことがあります(ほんまに心配になります)。 3) ユーロ圏での飛行機乗り換え ユーロ圏内では最初に乗り換える空港で入国審査があるようです。ですから、十分な乗り換え時間があってもさっさと入国審査を受けてから、乗り換える便のゲートを調べて、それからゆっくりしましょう。もちろん、発着案内はしょっちゅう見て時間やゲートの変更が無いか確認します。 ゲートが変わっていて、行ったら誰もいなくて思わず飛行機に乗り遅れたんじゃあないかとおろおろしたことがあります(涙)。 それから、水などを買って小銭を用意しておきましょう。翌日のホテルのチップなどに小銭が必要です。 4) 最終目的地(空港)到着 荷物を受け取って、空港バスやタクシーでホテルに向かいましょう。 一人旅では大きな荷物を置いてトイレに行くのは心配です。できれば荷物を受け取る前に行きましょう。なお、空港内のトイレでもお金が必要なことがあります。小銭を用意しておくのが無難です。 5) ホテル あー疲れた。やっとホテルに着きました。チェックインして寝ましょうですが、風呂にドレインが無い所があるので水を床に溢れさせないように気をつけましょう。私は一度風呂に水をためながら、ドアの外に出て自動ロックで入れなくなって、風呂を溢れさせそうになりました。フロントでキーキー叫んで(猿か)合いカギで開けてもらいました。絨毯まで濡らすと凄い損害賠償を請求されるそうです。 朝はベットの枕の下あたりにチップを置くのが礼儀だそうです。 |
5. 現地で |
1)電車など ヨーロッパの電車や市電は、ドアが自動で開きません。押しボタンがあるので押すと開きます。 指定席、ドイツでは車両そのものが指定席と言う事では無く、良く見ると席のどこかにreservedと表示されています。それ以外には自由に座れます。 ただ弱者優先と言うか、私の指定席にかなりの高齢者が座っていて、そこは私の席だと言ったら、近くに人たちから、「見て解らんか、そのよれよれの人を何処かに移すつもりか!」(多分そんな雰囲気)とののしられて、空いている席に行った経験があります。 2) タクシー 手をあげて流しを止めるのは見たことがありません。タクシー乗り場で乗るか電話で呼ぶようです。田舎で電話で呼ぶしか手が無い時には人に頼んで呼んでもらったことがあります。 3) 食事 朝はホテルのレストランで食べますが、朝食後、ホテルの外に出て見ます。それは気温を肌で感じて、服を調整するためです。朝、夕は夏でも寒い事があります。 おっと、食事の話ですね。 昼、夜は外食で、何が嫌だと言うと、どの店に入って良いのか解らない。何を注文すれば良いのか解らないことです。 だから昼はサンドイッチなど軽食で済ませています。 カップヌードルやインスタントみそ汁なども持っていったりします。 お湯が無くてみそ汁を水で作りましたが、それでも体が休まる気がします。やっぱり、日本人です。 ミュンヘンでは有名なドイツビールレストラン「ハーゲンブロイ」のすぐ前に、日本の居酒屋チェーンの「庄屋」がありました。 ここで焼き鳥でビールはおいしかった。店員が日本人なのはほっとします。 ちょっと日本食ばかり書きましたが、前述のように本で調べて現地のおいしい物も食べましょう。 ヴァイスビール(白ビール)にソーセージ、スープ(ズッペ)にパン、ジャガイモ料理など、手頃でいいよ。 |
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