高校生、大学生の皆さん

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upload 2019/8

HNモジュールってご存じですか?


わたしたちはHOスケールで、日本だけではなく海外の情景モジュールを作り運転を楽しんでいるおじさん達のグループです。
年に4回程度、大阪付近で定期的に運転会を行っていますが、2年に一度ぐらいは、東京や九州のメンバーも集まって合同運転会を行うようになりました。

これはHNモジュールクラブのことですが

HNモジュールという言葉はクラブの名前のことでは無くて、HOゲージのモジュールの規格です。 このHNモジュールという規格が高校や大学の鉄道模型クラブにとても適しているとおもうので、少し我慢して読んで下さい。
学校のクラブ担当の先生方も読んでいただけたら幸いです。

(HNモジュールクラブへの勧誘では無くて、HNモジュールという規格のモジュールのお勧めです)

HNモジュールって何?  (詳しくはこちら

鉄道模型を景色の中で走らせ、実感的な運転をしたいと思っています。

HNモジュールはHOゲージの情景のあるモジュールです。

車両も情景もNゲージよりも大きなHOゲージで作ってあるので、見ごたえがありますし、走行音もちがいます。 

大きな特徴は足があって自立することです。


こういうモジュールをメンバーが各自好きなように作って持ち寄ります(もちろん最低限の規格はあります)。 

これを何人かで作って繋ぐと

こんなに大きなレイアウトになってしまうのです・

でも、一つずつは小さいので、持ち運びが出来ます。
新幹線で東京や北九州から持ってきた人も居ますし、普通の電車で少し大きめのカバンに入れて持ってくる人も居ます。

そこでどうしても、駅の長さが短くなってしまいます。
2つのモジュールを繋いで駅にしている人も居ますが、基本的に駅は短い。 単線なので駅ですれ違いするので、どうしても、列車の長さが短くなければ成りません。

ということで、基本は短い車両専門ということになります。

この気動車なんかHNモジュールに最適です。

例え一両でも、HOゲージは大きいので見応えがあります。 そして走りも落ち着いてゆったり走れるし、音も重厚です。

それに、編成では無いので安くつきます。


ということから、高校生、大学生の皆様がクラブで行うのに最適な鉄道模型では無いかと思うのです。

すなわち、一人一人が自分のモジュールを作る。 それは持ち運びできる大きさで構わないし、機動力があれば大きなモジュールでも構わない。  一人一人が作るので、それぞれの個性のある作品が作れます。 もちろん主題となるものをクラブで決めておくのも良いでしょう。 

HOゲージは高価のようだけれど、小さな車両で編成ではないので、低価格で手に入れられるし、簡単に作れます。

そして、皆のモジュールを繋げば立派なレイアウトになる。

そのレイアウトがモジュールのつなぎ方を変えると全く景色が変わるので、変化を楽しめる。
これは、運転会ごとにバリエーションができるので、見に来た人を飽きさせません。 

たくさんあると場所を取りますが、モジュール本体に足があるのでテーブルなどが必要ありません。 ですから、体育館のような広い場所で大きなレイアウトとして運転会が出来ます。

学校ごとの鉄道模型コンクールをするのも良し、接続規格が同じなので、他校のモジュールと繋いで合同で運転会をするのも良し。

日本の何処にでもありそうな情景。


この森のあるモジュールは長さが30cm程しか無いのです。
でも前後に他のモジュールを繋いでいるのでこのように実感的な情景になります。 ここを小型の電車が走りますが、HOの大きさがあるので目で見ても迫力があります。


秋の紅葉、


やる気さえあればこんな大きな鉄橋を作っても構わない。
クラブの目玉にこういうものがあれば目を惹きます。


おじさんたちは、海外の情景でもOKにしていますので、色々の国のモジュールが出現します。 本で見た景色、映画で見た景色など、もちろん海外に行って自分の目で見た景色もあります。

それから、海外の車両、完成品のHOが案外安いのです。 日本型より安いと思えるほど。 それはプラスティック製で、世界中に売るので量産体系が出きているからでしょう。 日本に凝り固まらずに世界に目を向けることが若者には大切だと思っちゃいます。

ちなみに海外製品の走りは抜群です。 それは精密を目指すよりも走らせて楽しむために、動力や脱線しないことなどを大切にしているからです。 メカ的にもなかなか興味のあることで、これらも実感してみるのも楽しいかと。

それから、HOがNと違うのは、年をとってきてもHOなら大事にする。 目のピントが合わない歳になっても、40歳ぐらいから老眼が始るんだけれど、HOなら見やすいので手放さない。 だから、一度買えば一生使えるのです。 安くつくかも。



DCC ディジタル・コマンド・コントロール
ディジタルシステムで鉄道模型を運転するシステムです。

おじさん達はお金があるので(実際に無くても模型には頑張ってお金を掛ける)、DCCを使っています。
もちろん、ほとんどは普通のアナログですけれど、午後からはDCCで運転しています。

このDCCが、電子立国?日本の鉄道模型界ではほとんど普及していません。 たぶん、名前は知っているけれど触ったことが無い人が殆どでしょう。スマホは触るのに模型はアナログ。

でも、おじさん達は積極的にディジタルシステムで運転しています。 
特徴
1.同じ線路上で複数の動力車を走らせることが出来る。 これは単線でも後追い運転が出来たり、前から来た列車と駅ですれ違いするなど非常に便利です。

2. 音を出せる。サウンドDCCと言って車両の中に音を出す仕組みとスピーカーが入っていて、それをコントローラを使って外から作動させられます。 蒸気機関車のスチームの音や汽笛の音、さらに電車の放送やライトの切り替えなど、多種多様な機能があります。

3. 運転はスマホやタブレットで行います。 無線LANで繋がっているので運転手はそれらを持って車両の後ろについて歩きながら運転できます。

4. 電気的、情報処理的な知識が身につきます。 トラブルがあった時など、必死に考えたり調べたり、プログラムを考えたり。

5. 世界的な規格である。 基本部分はヨーロッパ、アメリカなど世界でも同じ規格です。 ただし、細部で多少の違いがあり、それによるトラブルはあり得ます。(カトーは一部対応していますがトミックスは全く対応していない。真鍮メーカーはお話にならない)。 

などなど、とても利点がありますが多少高くつきます。
運転会に来て是非その威力を体験して下さい。


サウンドDCCを組み込みました(造形村、DCC対応)。 エンジンの音も高らかに走り出しますし、甲高い汽笛の音も鳴ります。 そして、止っていてもヘッドライトが点いています。 この効果も大きいです。



鉄道模型王国 ドイツの事情
ドイツでの鉄道模型の運転会は情景のあるモジュールで行うのが一般です。 ベニア板の上で車両がだけが走るのとは違います。


これは私たちのメンバーがドイツのミュンヘンに行った時に写してきた写真です。 勿論向こうのメンバーにコンタクトを取って行ったのでした。

モジュールの大きさが半端ではない、なにせ体力がある人達ですからモジュールも大きい。
そして、この広さ 驚きです。

この時のモジュール配置です・ コンピュータで作画しています。 赤と緑の線が本線と支線を表すとのこと。

このクラブはFREMOと言います。 ドイツだけでは無くてスイスやベルギーにも支部?があると聞いていますが、これはミュンヘン近辺だけで集まった運転会です。

実はHNモジュールを考えた時にはFREMOという名前は知りませんでしたが、こういうモジュールがあることを本で知って、日本でも行えるように規格を小さくして日本の事情に合うように考えたものです。

最近FREMOとのコンタクトが出来て希望すれば見学もさせてもらえるようになりました、が、ドイツまで行かなければならない。 ちなみにFREMOの会誌にHNモジュールの事も載せてもらいました。

ということで、国際的な事もやっていますが、学生の皆さんであればドイツ語も勉強して、たくさんあるドイツの鉄道模型の本を読めるようになるのも楽しいかも。

もちろん英語は社会人にとって必須です。 鉄道模型でも至る所に英語が出てくるし、海外の鉄道に乗りに行く時などしゃべれると楽しさ倍増。 鉄道模型は語学にも役立ちます。

そして、学生さん達が集まれば、このように大きな規模でHNモジュールの運転会を開くことが出来るようになるのです。

HNモジュールの規格で作ればこういうことが出来るし、こういう事をやるのがHNモジュールの企画でもあります。


おじさんたちはおじさん達で楽しみます。 若い学生さん達は是非ともHNモジュールに賛同して、これを広げて下さい。
皆さんがおじさん達の年齢になった頃には全国のあちこちにHNモジュールのクラブが出来ていることが夢です。 あはは、もう居ないかも知れないけれど。

HNモジュールの運転会は前述のように年4回ほど行っています。
このホームページに案内を出しますので、どうぞ見に来て下さい。


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