HNモジュール ダイヤを使った運転方法

HNモジュールに戻る

upload 2015/9

HNモジュールは実感的な運転をするためにダイヤを作って、時間に合わせた運転をしています。

第30回運転会時のプランを例にして運転の方法を書きます。 関西弁で悪ふざけも入れたでー

youtube 動画  模型も時刻表通り運転しなければ
で運転しているダイヤに沿って説明します。


ダイヤです。  
横が駅名、縦が時間です。 あらかじめ出席者にメールで送って各自でプリント。 便利な世界だ。


ダイヤの線の色に似た車両を走らせないと何が何か解らなくなるので、当日参加の車両からオレンジ、赤、緑等の車輛を決めます。 
ダイヤ運転で大事なことな脱線しない、スムーズに走る車輛です。その上で色もとなるとなかなか難しい事もあります。


具体的に説明します。
モジュール配置です。

右端にはな駅

右下にフランス駅

ずっと左に加悦桃駅(以下かや駅)

左端にトラバーサー

があります。
駅のスイッチ類の配線です。

右のはな駅に運転士が居てコントローラー(キャブ)があり、オレンジの領域を運転します。

左のかや駅も同様で、青の領域を運転します。

真ん中のフランス駅には操作係が居てポイントの切り替えと、1番線2番線をS1とS2で右か左に切り替えてオレンジ側か青側かに切り変えます(キャブ切り替え)

全ての中間駅はこういう仕組みになっています。
接続順に駅やモジュール名があります。

右、はな駅の運転士は、はな駅のポイント担当をしながら はな駅ーフランス駅間の運転を

左のかや駅の運転士は、もも駅のポイント担当をしながらもも駅-フランス間を運転します。

トラバーサー担当はトラバーサの操作とトラバーサー-もも駅間を運転します。

今回はフランス駅はポイントとキャブ切り替えのみ。

ダイヤ運転開始
大きな時計を見ながら時刻に沿って運転します。

0分00秒にかや駅からオレンジの列車をフランス駅に向かって発車させます。
発車! あっ反対向きや! と言うのも良くある事。

0分10秒にはな駅から緑の列車をフランス駅に向かって発車させます。

両列車はフランス駅で停車した後、オレンジははな駅に、緑はもも駅に行きます。
****
単に列車がすれ違うだけの事ですが、ちょっと方法を聞いて下さい!!


フランス駅のP1,P2,S1,S2を列車が1番線2番線に入れるようにしておく。

かや駅コントローラーでオレンジ列車を発車させる。

はな駅コントローラーで緑列車を発車させる。
****
各列車がフランス駅に着いたら、コントローラーのつまみを回して列車を停止させる。


この時に、かや駅運転士、はな駅運転士ともにフランス駅から遠くにいるので、停止位置を確認し難い。

 そこでフランス駅の操作員が手や声で「 ストップストップ止まれって言うとるやんけー(小さな声で)」など合図して正しい停止位置に止めるようにする。
***
両列車が停止したら

フランス駅操作員はS1をはな駅側に、S2をかや駅側に、P1,P2も切り替える。 停止前に切り替えると暴走したりする。
ややこしいけれど、手慣れすと全てのスイッチを反対にするだけなので、案外簡単。 タイミングが問題。

はな駅運転士はオレンジ列車を受ける方向になるので、コントローラーの方向を反対に切り替える。

かや駅運転士も同様に方向を切り替える。 よく間違えて反対向きにはしらせるんだな。
反対! 反対や!
****
発車時刻になると、

はな駅運転士、かや駅運転士共にスロットルを回して列車を発車させる。

もちろん、それぞれの駅の到着するホームへのポイント切り替えは行っておく。 

うまく到着すると取りあえず ほっ!

だけれど、時刻は容赦なく進み次の列車に対応しなければならない。
  
以上で列車交換は終わり。

次にフランス駅に停車しない急行列車の説明
次 急行でーす、 の声が掛ると皆緊張する。
はな駅から来た赤い列車がフランス駅に停車する。

空色の列車がかや駅を発車して、フランス駅を停車せずに通り抜けて、はな駅に向かう。

通過後、赤列車はかや駅に向かって発車する。
****
はな駅から来た赤列車がフランス駅に停車。


かや駅から空色の急行列車が発車。
赤が時刻通りに来ていないと、急行は途中で速度調節をしたりしなければならない。

「急行、もうちょっとゆっくり走って!」 「よし、飛ばせ!」

ビデオでは急行が遅れて発車してたかな?
****
フランス駅操作員は
赤が完全に停止したら、S2を中立位置にして、絶対に赤が動かないようにしておく。

同時にP2を切り替えて、1番線を空色列車が通過できるようにしておく。

***
はな運転士は空色列車を停止させずに受け取らなければならないので、スロットルを上げておく。


青からオレンジに移る時に速度が変化しないように、はな駅運転士はかや駅コントローラーのスロットルと同じ程度の開度しておかなければならない。

だけど、コントローラーのメーカが違うと見当がつかない。

***
そのままで列車はフランス駅を通過しオレンジ区間に入る。

この引き継ぎの位置がS1が右になっているか左になっているかで場所が異なる。 フランス駅員は「ここ」とか言って、ギャップの位置をあらかじめ指さす。

緊張が頂点に達する。

速度が違う時には瞬殺技で速度を自然らしく調整する。

皆の目が急行列車に集中する。

うまく速度が変化せずに通過すると、会場からおー、と言う声が自然に上がる。
***
かや運転士は空色列車がオレンジに入ったのを確認したら、すぐにスロットルをゼロに戻す。

そして、走行方向も反対にする。

走行方向はダイヤによって異なるので、ここも間違いやすい所。
**
かや運転士がスロットルをゼロにしたのを確認したら

フランス駅操作員は
S2をかや駅側に切り替え、
P1を2番線側に切り替える。

赤の出発準備完了

フランス駅員「出発準備完了!」
かや駅運転士「了解!」

ってうまく連絡出来ればいいんやけれど、 結構うまく連絡していますよ。
**
かや駅運転士赤を出発させる。

駅が遠いので出発は見にくい。
方向を間違わないように。

空色急行ははな駅に到着。



急行運転 以上、拍手、だけれどダイヤは続く、
忙しいところ

 
急行が終わって息つく間もなく3分を過ぎるとフランス駅での出入りが激しい。

はな駅からオレンジが到着。
フランスはオレンジが動かないようにS1をオフにする。
P2を2番線に切り替え。

はな駅から青を出発。
青がフランスに着くと、
2番線をOFF, P2を1番線側に切り替え。

はな運転士は逆行スイッチを切り替えオレンジを出発させる。

フランス、S1を、はな側に切り替え。
むらさきがかや駅から到着

次に青が出発できるようにして、、、

はな駅運転士、左、左、右、左と列車の方向の切り替えに頭が混乱する所。

書ききれないが忙しい。
最後
最後

ほぼ10分でダイヤは終了。

気を使うので疲れる。10分が限度か?

でも全員で運転する行為は楽しい。

最終列車が着くと拍手が起きる。

このダイヤでは列車は元の駅に戻るように作ってあるので、休憩後すぐに、またダイヤ運転が出来る。

ダイヤに発車時間は書かれているけれど、到着時間を数字で書いていません。 これは適当に到着して下さいとの意味です。

到着時間まで規定すると、ゆっくり過ぎたり飛ばし過ぎたりして実感的な運転が出来なくなるからです。

発車だけは正確に、としています。

失敗例
S1、S2がどちらもかや駅側になっているので、 2台同時に動いてしまう。


その他、気がつかない事がたくさんあって、誰が操作しても1度や2度、あるいは何度も失敗して、場合によっては最初からやり直すこともあります。
 
実際の運転では、もっと厳しい
終着駅の運転士は運転とポイント切り替えを一人でやります。

かなり厳しい。
中間駅運転はもっと厳しい。

普通、中間駅の操作も運転とポイント切り替えとキャブ切り替えを一人でやります。

右に行く列車を運転しているのに左から列車が来る。 そのポイントとキャブ切り替えもしなければならない。


誰かが助けないと厳しいが、駅が多い時には助けが無いことが多く、中間駅の運転はとてもキツイ、
けれど楽しい。

一般の運転会では丸い線路の上をぐるぐる走らせるので、ほったらかしでも列車を走らせられます。

だから、周りで駄弁っている人ばかりですが(それも良いけれど)、ダイヤ運転では仲間が皆協力しないと運転できません。

一日中ダイヤ運転では疲れてしまうけれど、時間を決めてダイヤ運転で真剣に運転するのは面白いです。

皆、戦力なんやで〜

***


ROCO社 Z21の運転画面、 
スマホやタブレットで運転する。
DCC運転では、一人が一台の列車を受け持ち、列車を追いかけながら運転するので、DCのように自分がどの列車を運転しているのか解らなくなるような混乱はなくなります。

各列車が同じ線路の上を同時に走れるので、後追い運転ができます。 急行が各停を追い越すのも屁の河童。

運転しながら眼の前のポイントも確認できるので列車の交換などもやりやすい。

DCC車輛は加速、減速が実際の車輛のように緩やかに設定されているので、ダイヤに余裕が無いと遅れる原因になります。 

ディーゼルカーなどエンジン音が上がらないと走りださない。今では慣れたけれど、ダイヤ作成に余裕を。


一方、wifiのトラブルや、アドレスの重複、iPadなどの設定などなど、コンピューターを扱う上でのトラブルや、車輛自体の設定等で苦戦することもあります。
スマホ片手に列車を追いかけながら運転している風景。

ちょっと異様ですけれど、自分の列車を目の前で見ながら運転できます。

(前例とは別の回でモジュール数が多い)

以上

HNモジュールに戻る