一畳あればHOは走る。
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                                    up load 2005/11/9


なぜHOなのか。
NやZゲージなら畳一畳で楽に走らせられます。ですから特に言う必要もありません。
しかしなぜ、HOなのか?
 それは、Nゲージに比べて以下のような利点があると思うからです。

1)目で見た感じがぜんぜん違う。
 迫力が違います。
 年を取ると小さいものはしんどい。目に優しい。

2)音も違う。
  重厚さが増す。

3)走りが違う、スローでの安定さ、スムーズさ。

4)集電やメンテナンスのやりやすさが違う、
 特に集電は車両の重量に関係すると思っていますので、大きなことは良いことなのです、

などから全体としてレイアウトにして走らせるのが楽なのです。
これ以上大きいゲージは走りは良いのですが、建物なども大きくなり、小型レイアウトは難しいと思います。



一畳で走れるのか。
 一畳の大きさは約180cm×90cmです。これはベニヤ板の大きさで定尺と言っています。ここでエンドレスを作るためには、R430mm以下でなければなりません。国産の完成レールでこのような小さな半径のカーブは無いのですが、ヨーロッパの標準カーブはR1が356cm程度、R2が420cm程度です。

標準カーブということは大型の本線用の車両を含め、市販されているほとんどの車両がこの急カーブを曲がるように作られているのです。急カーブの通過ではカプラーの構造が大切ですがそれも伸縮式で急カーブに対応しているのです。したがってヨーロッパ型をするのであれば、一畳の大きさすなわち定尺ベニヤの上で走れます。ただ問題は列車をたくさんつなげないだけです。しかし機関車に4両の客車程度は可能です。


 では日本型は
 R356はかなり苦しいですが、20m級でもなんとか走れます。たとえばカトーのEF65にカトーの客車をつないで走れます。キハ82系も走ります。トミックスのDF50も、そして驚くことに天賞堂のプラのC55もやっとですが走ります。少し手を加えれば、結構良く走ります。ということで、このサイズでも車両によっては可能だということです。ただ一番の問題は多分カプラーになると思います。

小型車両が向いている
 一応20m級も走ることが出来るのですけれども、やはり小型の車両の方が良いことは当然です。これはカーブ通過だけでなく、列車長が短いことも有利です。
しかし、小型レイアウトに向く日本型の小型車両は、ほとんどが真鍮のキットしかなく、それも価格が高い上に、組んでも走りはもう一つのものが多いようです。

 ヨーロッパ型であれば、プラスティックの量産品が安く出回っています。これらは本当に良く走ります。それに、走らせるためにはこういう構造になっているのかということも参考になると思います。

とりあえずこれらを買って走らせ、日本型の安いものが出るのを待つことを勧めます。もちろんヨーロッパ型を続けるのも面白いです。

HOは車両の価格が高い?

 真鍮製の機関車はたしかに高額です。また、精密に作られた機関車をこのような狭いところで走らせるものではありません。
 そこでプラスティック製があります。それならかなり価格が下がります。それに狭いところで走らせるので、長編成は考えていません。数両だけで済ませば結構安くできると思います。
 


車両についてのノウハウは別のページで述べたいと思います。

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