ザクセン保存鉄道の製作 その8

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いよいよ、メインイベント、街の改造です。
ウイーンやザルツブルグを摸した街を解体します。
シュタットパークを壊します。


ええい!! 

皆の者、 かかれ!!


かくして、あわれシュタットパークは跡かたも無く、更地にされてしまったのであります。

何カ月もかけて作ったのに(涙)

でも、いいんだ僕には夢があるんだから!

ここで公園は後回しにします。

レイアウトの奥から作るのが鉄則ですから

この、高架部分。

手前に建物があった時はこれでも良かったのですが、建物を撤去して見ると、ちょっと気に入りません。

もうちょっと古い時代に変えます。
ここは架線柱があった部分です。
この辺りもなんとかごまかさねば。
手持ちの石垣の材料を色々引っ張り出して、加工して

こんな感じです。

でも色が地味で暗い感じ。

私としてはあまり好きな色では無くなったのですが、こんなものかとあきらめます。 ちなみに道もカーシステムが走るので、カラフルな車など置いておけません。

背景

背景を変えます。

ウイーンチロル鉄道で使っていた背景の建物を取り外しました。
適当な写真をプリントして、カラーコピーした後に厚紙に貼ってカッターで周囲を切りぬきました。
背景に置いて、こんな感じです。

高架下にも写真を貼りました。

実は建物としては繋がっていないのですが、まあ解らんじゃろ。

建物を作る

建物を作ってゆきます。

自分の思いにあったキットが無いので自作します。

石造りの建物なので、厚さを出すのにプラバンで作ります。

石造りの感じを出すために、プラバンに線を引きました。 次に窓枠になる薄いプラバンを貼ってから、窓を切りぬきます。

とても手間がかかっているので、製作記の更新に時間がかかります。

建物作りに3か月はかかりそうです。
1階は縦の柱を付けて、少し貫禄が出てきました。 
2階も作りました。

石積みの建物で凸凹がたくさんあるので、プラスティックの帯や角棒などで貼り足してゆきます。
これが大変。上の写真からここまで1カ月近くかかっています。
まだまだ、先は長い

黒く塗ってあるのは、プラの正方形の角棒を削って、厚さを薄くしたので、貼りつける時に方向を間違わないようにマジックで塗ってあります。

断面が長方形の角材が欲しい。
石の丸い柱をプラ棒で作りますが、石の境目の線を旋盤で入れました。
手間がかかります。
窓の上の飾りをプラバンから糸のこで切り出し、やすりで整形して飾り窓の上に貼りました。

飾り窓が完成しました。
丸窓の飾り作り。

原型をプラバンで作って、シリコーンゴム(ブルーミックス)で型を作って、20年前に買って残っていたサンパウロUを流し込んで作りました。

型が1つで、20個以上作るので、流しては固まるのを待ち、流しては、、、


型から抜いた後裏面をやすりで仕上げるのが大変でした。

丸窓に飾りを付け、四角い窓の上にもひさしをつけ(これも上の写真の型)ました。

そして旋盤で筋を入れた石の柱を付けて、玄関の飾りを付けたら


この通り、ぐっと貫禄がある玄関が出来あがりました。

初めの写真と比べると、苦労のし甲斐があったと思っています。

2階の窓飾りは用はたくさん作るのでパソコン(iMac)で原画を書き、シール紙にプリントして、プラバンに貼りつけました。

これを糸のこで切り抜いて、やすりとサンドペーパーで一つずつ仕上げます。

2階の窓の上に貼りつけました。
これで窓に貫禄が出来ました。
屋根作りです。
プラバンで作っています。

建物が後ろで狭くなっています。

これは私のレイアウトのスペースが無いために、建物の後ろを狭くしているのですが、そのしわ寄せが屋根作りにかかってきました。

実はそれとなく屋根を反らせてあります。
そうしないと、屋根の頂上が水平になりません。
2階です。けっこう色々なものを取り付けています。
3階です。色を塗りながら作っています。
3階以外にもいろいろ付けたしているのですが、分かりますか?

かなりの高さになりました。
そして、こんな人形も付けて。
1mm幅のプラ板を短く切って貼りつけます。
ゆがんでいる、勿論写真を撮った後に修正しています。

壁の装飾です。全周に貼り付けます
屋根に色を塗りました。

そして、手すりを作っています。材料はプラ棒とBush の大きな柵をちょん切ったものです。


まだまだ、先は長いです。
窓枠です。
手持ちのプラの窓枠から型を取って量産しようと言う魂胆です。

こんな具合に、うまく樹脂が行きわたっていないものが多くて、成功率は極めて低い。

そして、この後裏を削って窓枠だけにしなければなりません。

その作業がなかなか大変でありまして、いつも建物の窓枠では泣かされています。
窓枠に色を塗って、ガラスを付けて、はめ込んで出来上がり、と言いたいところですが、実は知らなかったのですが、窓枠の大きさが2種類あって、ちょっと大きさが違っていたのでした。

それで、大きい窓枠は建物がわを少し削って入れたのでした。

2階の窓はカラス口で描きました。
さて、丸窓
20個程あるのです。

丸なんてとても描けないので、パソコンで製作です。
原図を書いて転写シールにプリントして透明プラ板に貼りつけました。


こんな感じ、転写シートの表面が凸凹ガラスのようで上出来です。

丸棒の柱を使って4階部分を作ります。

こんな感じになりました。
プラの素材を削って作っています。
プラバンを重ねて接着。

旋盤にかけて削ります。
ところが熱で溶けてこんな形に。

単に腕が悪いのでしょうが、旋盤さえかければ簡単に仕上がると思ったら大間違い。

ぼちぼち削って綺麗に仕上げます。
これを糸のこでくり抜きます。

ここでも熱ですぐにプラスティックが糸のこの刃にくっついて折れるので、刃にロウソクを塗りながら切っています。

くり抜いた外側を4階に使います。


切って貼りつけます。
左は貼り付けた状態。

単にここをテーパーにしたいために、旋盤がけから始めたのでした。
塔の上の部分です。

一つで良いのですが沢山あるのは失敗作です。

最終的に右端のバルサで作ったものを使用しました。
屋根部分はプラバンを厚く重ねて、削り出します。
小刀とやすりで、一生懸命に整形しました。

なにせ立体は難しい。
勿論裏も削っています。

これで、一応満足のゆく形になったので、屋根完成
色を塗って、窓ガラスを取り付け、窓枠を作って、プラの小片を切りだして、飾りを付けました。

ちなみに飾りの大きさは1mm×1.5mmぐらいです。

屋根を付けて、端を1mmほどの電気コードで縁取りを付けて、色を塗って。


ということで、この部分完成!

どれほど手間がかかったか^^
さて、いよいよ塔の先っちょの玉ねぎ部分です。

設計図を描いて、カーブに合わせた型紙を作り、それに合わせてバルサを削ります。
だんだん、玉ねぎ型に。

多分実物は四角形だと思って削っているのです。
結局少し丸みを持たせた四角形にして、角にコードで縁を付けました。
先っちょ作りです。

真鍮パイプやら無垢材やら真鍮線を半田付けしてブロックにして旋盤で削ります。

バイトをうまく使えないので、結局はやすりでドリルレースで仕上げました。

上の真鍮の先をバルサに差し込んで、その上に十字架を作って差し込んで、てっぺん部分完成。

簡単に書きましたが、各パーツのつなぎ方にはかなり手間がかかっています。

それから金色の丸い球は、推察されていると思いますが、真珠です。

うすく金色を塗っただけなので、光っています。

勿論本物の真珠です(嘘つき!!)
ここまで来て、屋根の色が気に入りません。
そこで、薄い色に塗り直しています。

手すりがあるのでとても塗りにくいです。
3階がスケスケなので、手すりを作りました。本物にはあるのに作り忘れていたのです。
ここで、発光ダイオード用の定電流電源を作って壁に取り付け。

プラバンで作ったことが良く分かるでしょう。
真っ白です。

でも、本物も中は真っ白のようでこのままでも内装をやったようです。
上をつけて、ウエザリングもして殆ど完成に近くなりましたが、まだまだ小物があります。
メッキ線を曲げて整形をして真鍮帯を半田付けして、

何に見えますか。

王冠です。

ずいぶん小さいですよ。
プラバンを切り出して、飾りらしき模様を付けて、パテで盛り上げて

先ほどの王冠と、あり合わせのプライザーの動物を付けて。

塗装してウエザリングして、飾り板完成。
柱の線

エアーブラシでウエザリングした塔の柱のつなぎ目の線を描きます。

極細の筆で描いたけれど太すぎて話にならない。試行錯誤の末碁盤の線を引く要領で、刀ならぬメスの刃に白の塗料を塗って描きました。

この時、タミヤのプラカラーが下地の黒を溶かさ無くて都合が良かったです。

何にせよ、やり直しがきかない。曲がっていても直すと余計悪くなるので、かなりひどい出来ですがこれで我慢。
2mmのプラの丸棒から作った台座を向こうに見える真鍮の棒(1mm)に入れます。
真鍮棒は先がテーパー状になるように旋盤をかけました。

 中に入れている真鍮のパイプも旋盤で先が細くなるようにしました。こちらは少しくびれた形の先細ですが分かるでしょうか。
これは半田付けで止めてあります。


そして、手芸用のビーズを差し込んで塔の飾り作りです。

ここで分かったのは、ビーズの穴が同じように見えても微妙に1つづつ大きさが違います。 だから都合のよい穴のビーズを選びました。

色を塗って、少しウエザリングして完成です。
塔に付けるとこんな感じ。
次にこのプレートを作ります。

実物の文字が何て書いていあるのか、写真を探して調べましたがなかなか分からない。

一番上の文字はDOMでドイツ語でドームと言う意味です。

そこの部分が金色で光っている感じを出そうと思いました。
プライザーのTTゲージの人形でにパテを塗って布を着ているように改造しました。

その後で白や黒に色を塗っています。

これは塗っている最中なのでむらがありますが、完全に全身を白か黒に塗ります。

建物に取り付け。
これはHOの人形です。
この人たちは聖者なのです。

そして手すりの上に接着して完成、と思ったのですが、今この写真を見て入れ忘れている所があるのを見つけました。

近いうちにTTのフィギュアを買いに行かなければ。
建物全体の完成写真です。


こういう高い建物が出来ると困ったことが、、


それはバックの空の背が低すぎて、空のあらが写ってしまうの事です。




これが実物です。

ドイツはドレスデンの旧宮廷教会です。

ドレスデンはザクセン王国の首都でした。

ですから、ザクセン保存鉄道としては、是非ともドレスデンのこの建物を作りたかったのです。
そのために半年もかかって作ったのでした。




本物は物凄く大きいのです。
周りの人たちと比べて見てください。

このままの縮尺で作れば天井に突き当たりそうです。



なおドレスデンを知っている人なら、何故フラウエン教会では無いの?と言われそうですが、私はこの形が好きなのです。

教会、完成したので、予定外の室内灯をつけることにしました。

床に電球をつけました。
左のソケットは教会の塔にある発光ダイオードへの配線用プラグです。
点灯したのですが、本体が透けます。
室内灯を入れないつもりだったので、光対策をしていなかったのです。

思わずガクッ
室内に内張りをしました。紙です。

2階部分は紙を貼りにくかったので、ラッカーで黒く塗った後、エナメル系の塗料で白く上塗りしています。

というのも窓から室内が見えるので、黒ではおかしくて、本物同様に白にしました。


いやー、 手間かかっていますよ!
これでOK

左の聖者の像も上から照明が来ているのが分かりますか?

これはひょっとしたらと思って、初めから光の道を作っておいたのです。

下の光?
これも何とかしなければ、です。

完成したと思ったのですが、こんな手直しがどんどん続きそうです。
室内灯が付くと室内が丸見えになるので、内装作りです。

プラバンなどでこんな物を作って、
組み立てて。

これは教会の祭壇です。

ロウソクも立てました。 太さ1mmの電線を利用して、被覆を剥いだ芯線にオレンジ色を塗ってロウソクです。

床を作って、たくさん椅子も作って、教会の内部完成。

これを教会の中に入れます。

それで、電気を灯してみたけれど、内装なんかなーんにも見えません。

作っただけ無駄だったかもしれないけれど、何となく椅子が並んでいる気がするだけで成功でしょう。
じ、実は、建物本体の色が暗すぎて本物と違う、と以前から思っていたのですが、塗り直す勇気は無かったのです。

それが突然、かってに筆が動きだして、ついに塗り替え始めました。

上にあった聖者の像群や、屋根の横の手すりも引っぺがしています。

窓ガラスはついたままなので、丁寧に汚さないように塗りました。


はたして、ここから上の階の色をどうやって繋いで行くか?
こんなに真っ白になってしまいました。
エアーブラシでウエザリングして完成と思ったのですが、この2階部分の中がスケスケで、どうも気になる。

本物の写真をいろいろ見ても真っ暗で中がどうなっているのか良く分からなかったのですが、

よくよく調べるとどうも鐘楼らしい。

とわかっても、今更この窓しかない所に工作はできないし、諦めるか^^
と思ったのですが、しつこい性格で、鐘を作りました。

1.5mm角棒で枠を作り、鐘は3mmプラ丸棒から削って作りました。

床板です。床をこれだけかさ上げした後に、この鐘を置きます。

狭い窓から入れるので床は3分割。
床を入れて、いよいよ鐘を入れています。

中でひっくり返したりしたら、簡単には直せないので慎重に。

はーい、鐘がついて鐘楼完成。

良く見ないと鐘は見えないのですが、あるのと無いのでは気分的に違う。

これで、旧宮廷教会 Hofkirch 完全に完成。

そうそう、こうやって下から写すと、とんでもないほど上まで写るので、背景の空も天井近くまで延長しています。


 もうこれ以上手を加えたくない、あー疲れた。

ザクセン保存鉄道 その8 おわり

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